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日本/子ども虐待の予防
(公開日:2020.09.16)

9月11日オンラインセミナー参加者からの質問とその回答一覧

 
2021年9月11日、「子どもとの向き合い方を考えるオンラインセミナー〜子どもの発達の「今」によりそい、「未来」につなげる〜」にお申込みいただき誠にありがとうございます。当日Q&Aで答えきれなかった質問に秋山さんに追加でご回答いただきましたので、ご紹介します。ぜひご覧ください。また、こちらの内容は、本セミナーへお申込みいただいた方限定で公開しておりますので、他の方への共有はしないようお願いいたします。

セミナー中に答えきれなかった
質問と回答一覧


Q:
現在母子家庭で3歳の子どもを育てています。子どもの発達を考える際に気を付けて関わったほうが良い点などあれば教えていただきたいです
A: 日々の子育て、お疲れ様です。3歳の子どもさんはちょうどしつけによって社会性を身につけさせる時期なので、身辺自立などのしつけをしっかり行いましょう。しかし、本人はいうことを聞かずお母様とぶつかり合うことも多くなります。これが第1次反抗期ですね。講義でもお伝えしたように、反抗期は自我が育つためにとても大切なので、親としては言うことを聞かずイライラしてしまうこともありますが、「ちゃんと育っているのだな」と捉えて楽しんでみましょう。ここをうまく乗り越えると、思春期の第2次反抗期の対応もへっちゃらになります。

Q:
乳幼児期に関わることの多い保健師です。育てずらさのある子どもの育て方に困っている親御さんにいいアドバイスはありますか
A: 育てずらさのあるお子さんを育てている保護者には、子育てがうまくいかないように見えるのはお母さん・お父さんが悪いのではないことをきちんと伝えてあげましょう。子どもは色々な歯車を持っていて皆違います。お母さん、お父さんの関わり(歯車)が正しくもその関わりが子どもの歯車と少しずれてることもあるので、「その子にあった歯車の噛み合わせの調整を一緒に行いましょう」とお薦めしてみてください。

Q: 第一次反抗期真っただ中で悩んでいる保護者に対してはどのような言葉かけをしたらいいでしょうか
A: 第一次反抗期を通して自我が生まれるので、反抗期があることがとても大切であることを親御さんにお伝えください。第一次反抗期のない子、素直すぎる子はそちらの方がこの段階の課題をクリアできていないことになり、その後の学童期や思春期で逆に問題が起きてしまうこともあることもお伝えください。

Q:
自立を促すために「自分のことは自分でやる」ということにこだわりを持って保育する方が多くみられています。課題のクロスの大切さを伝えていくには、どのような話し方が伝わるのでしょうか
A:このような対応をされる保護者や学校の先生がたに、僕が時々お願いするのは「ドイツ語でどんぐりコロコロ」歌ってくださいとお願いしております。すると「ドイツは習ったことがないから歌えません」という方が大部分です(時々歌っちゅう人がいるので、その時はタガログ語に変更します)。そこで、「がんばれがドイツ語で歌えるでしょ」「自分のことなのだから、ちゃんとドイツ語で歌いなさい」とわざとお願いし、「身につけていないことは、どんなに『がんばれ』『やりなさい』といってもできないのだとお伝えします。つまり、まだこの年齢では親が期待することを身につけていない段階なので、まずは親が100%お手伝いしてできるようにしてあげることが大切だということをお話しています。ご参考にしてみてください。

 

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