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日本/子ども虐待の予防
(公開日:2017.10.17)

チャリティマッチで、たたかない、怒鳴らない子育てを呼びかけ ―キーワードは「#レイソルはたたかない」

 
2017年9月30日、千葉県柏市の日立柏サッカー場にて、J1リーグ柏レイソルvsヴァンフォーレ甲府戦「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン チャリティマッチ」が開催されました。

子どもの体やこころを傷つける罰のない社会を目指して、セーブ・ザ・チルドレンは子ども虐待の予防に取り組んでいます。J1リーグのサッカークラブ柏レイソルはこの活動をセーブ・ザ・チルドレンとともに進め、サポーターや一般市民向けに、たたかない、怒鳴らない子育ての考え方「ポジティブ・ディシプリン」(前向きなしつけ)の講座を実施してきました。

そして、今年で6回目となる今回のチャリティマッチでは、「#レイソルはたたかない」をキーワードに、さまざまな形で、子どもをたたかない、怒鳴らない子育ての啓発活動に取り組みました。


会場では、2児の父である柏レイソルの栗澤僚一選手らへ行った「たたかない、怒鳴らない子育て」に関するインタビュー内容を掲載(詳しくはこちら)したリーフレットを配布。裏面はオリジナルカレンダーとし、身近に飾ることで「たたかない、怒鳴らない子育て」を日頃から思い起こすきっかけをつくることを目指しました。

会場内には、6人の柏レイソル選手の直筆メッセージが入った等身大パネルとインスタグラムボードを設置。撮った写真を「#レイソルはたたかない」をつけてSNSなどで発信してもらえるように呼びかけ、来場者とともに、たたかない、怒鳴らない子育てをより多くの人に広めることを目指しました。なかなか選手と一緒に写真を撮る機会はないため、少し照れながらも、選手パネルに顔を寄せてポーズをとる姿がたくさん見られ、親子や友達同士など、多くの方々が撮影を楽しんでいました。

さらに今年は、始球式でボールを蹴る子どもたちと、フェアプレイフラッグを持って入場する子どもたちを、保護者とのペアで一般募集。応募者の中から選ばれた6組が参加しました。最初は興奮気味だった子どもたちですが、出番が近づくにつれて緊張が高まります。ピッチの横でスタッフから説明を受け、出番を待っている間は、間近で見る選手やふかふかの芝生、普段は見ることのできない光景を目の当たりにし、ドキドキはピークに。しかし保護者とともにしっかりと役目を果たした後は、充実した表情を浮かべていました。保護者からは、「子どもが成長するにつれて、つい怒ってしまうことが増えていますが、長期的な視点で子どもに接することが大切だと感じました。これからは、親子ともに成長を促せるような子育てをしていきたいです」との声があげられました。


スタジアム内のスクリーンにも、「#レイソルはたたかない」のメッセージと動画が映されました。


今後もさまざまな方々と連携し、たたかない、怒鳴らない子育てへの関心をより高め、子ども虐待の予防に向けた活動を推進していきます。

 (国内事業部 飯田 万里奈)


 

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