企業連携(公開日:2019.09.18)
【連携事例】今年も岩手県山田町で「ランクセス 化学実験教室」を開催しました
セーブ・ザ・チルドレンは、2019年8月24日、岩手県山田町で、ドイツの化学メーカーのランクセス社と共同で「化学実験教室〜自然にやさしいエネルギー実験!」を開催しました。
山田町はリアス式で有名な三陸海岸の中央にあり、海と山の自然に囲まれた土地ですが、2011年の東日本大震災による津波と火災で町全体が大きな被害を受けました。
セーブ・ザ・チルドレンは、震災直後から緊急支援を開始し、岩手・宮城・福島県の3県で子どもたちの声を聴きながら2015年12月まで5年間の復興支援を行ってきました。現在は、一部の事業を継続するとともに、活動が現地に根付くようフォローアップを続けています。
ランクセス社は、震災直後からセーブ・ザ・チルドレンによる東北の緊急・復興支援をサポートしています。被災地では子どもたちが参加できる夏休みの体験活動や学習プログラムが限られているということから、2014年からは、宮城県や岩手県で子どもたち向けに化学実験教室を行っています。
今夏は、3月に三陸鉄道も全線開通した山田町で「風力発電」をテーマにした教室を午前と午後の2回、開催しました。まず、ペットボトルと風船を使って「空気砲」を作り、的を倒して空気の「力」を確認した子どもたち。互いに空気砲を打ち合って盛り上がりました。
その後、ペットボトルを切ってプロペラを作り、モーターを取り付け、うちわで扇ぐと風の力で発電してLEDが光る「風車」を作成しました。子どもたちは、プロペラの角度や大きさを調節しながら、一生懸命にうちわを扇いでいました。先生役を務めたランクセス社からは14人の社員や専門家の方が参加し、子どもたちに寄り添いながら教えていました。
子どもたちからは、「またやりたい」「もっと化学を知りたい」「手伝ってくれる人たちが優しかった」「発電はいろいろなやりかたで電気が作られることが分かった」といった感想が聞かれました。(※)
ランクセス社からも、「真剣に取り組み、積極的に学ぶ子どもたちの姿に喜びを感じると同時に、彼らの無限のエネルギーと可能性を感じました。」とコメントをいただきました。この教室開催は今年で6年目となり、これまでに何度も参加している社員も多く、地元の人たちと年に一度の「再会」を通じて良い関係が構築されています。企業を巻き込んだ地元との関係づくりが進みつつあります。
セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
または下記までお電話でお問い合わせください。
TEL:03-6859-0010(東京:平日9:30~18:00)/06-6232-7000(大阪:平日9:00~17:00)
https://www.savechildren.or.jp/partnership/
(※)子どもたちの感想は、原文より抜粋して記載しています。
山田町はリアス式で有名な三陸海岸の中央にあり、海と山の自然に囲まれた土地ですが、2011年の東日本大震災による津波と火災で町全体が大きな被害を受けました。
セーブ・ザ・チルドレンは、震災直後から緊急支援を開始し、岩手・宮城・福島県の3県で子どもたちの声を聴きながら2015年12月まで5年間の復興支援を行ってきました。現在は、一部の事業を継続するとともに、活動が現地に根付くようフォローアップを続けています。
ランクセス社は、震災直後からセーブ・ザ・チルドレンによる東北の緊急・復興支援をサポートしています。被災地では子どもたちが参加できる夏休みの体験活動や学習プログラムが限られているということから、2014年からは、宮城県や岩手県で子どもたち向けに化学実験教室を行っています。
今夏は、3月に三陸鉄道も全線開通した山田町で「風力発電」をテーマにした教室を午前と午後の2回、開催しました。まず、ペットボトルと風船を使って「空気砲」を作り、的を倒して空気の「力」を確認した子どもたち。互いに空気砲を打ち合って盛り上がりました。
その後、ペットボトルを切ってプロペラを作り、モーターを取り付け、うちわで扇ぐと風の力で発電してLEDが光る「風車」を作成しました。子どもたちは、プロペラの角度や大きさを調節しながら、一生懸命にうちわを扇いでいました。先生役を務めたランクセス社からは14人の社員や専門家の方が参加し、子どもたちに寄り添いながら教えていました。
子どもたちからは、「またやりたい」「もっと化学を知りたい」「手伝ってくれる人たちが優しかった」「発電はいろいろなやりかたで電気が作られることが分かった」といった感想が聞かれました。(※)
ランクセス社からも、「真剣に取り組み、積極的に学ぶ子どもたちの姿に喜びを感じると同時に、彼らの無限のエネルギーと可能性を感じました。」とコメントをいただきました。この教室開催は今年で6年目となり、これまでに何度も参加している社員も多く、地元の人たちと年に一度の「再会」を通じて良い関係が構築されています。企業を巻き込んだ地元との関係づくりが進みつつあります。
セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
または下記までお電話でお問い合わせください。
TEL:03-6859-0010(東京:平日9:30~18:00)/06-6232-7000(大阪:平日9:00~17:00)
https://www.savechildren.or.jp/partnership/
(※)子どもたちの感想は、原文より抜粋して記載しています。