企業連携(公開日:2021.09.09)
【活動報告】新型コロナウイルス感染症対応「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を受け取った皆さんの声を紹介します
夏休みが明け、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、全国各地で新学期が始まりました。夏休み期間中は、学校給食がなくなることから、経済的に困難な状況にある家庭にとって、子どもたちの食の確保がとりわけ困難になり、食事環境が悪化しやすい時期でもあります。
セーブ・ザ・チルドレンは、こうした状況を鑑み、夏休みが始まる7月下旬、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済的に困難な状況にある家庭を対象に、夏休み期間中の子どもたちの食の状況改善を目的として「夏休み 子どもの食応援ボックス」を提供しました(発送準備の様子はこちらをご覧ください)。
2021年に入り、緊急事態措置を実施すべき区域、およびまん延防止等重点措置を実施すべき区域と定められた、21都道府県に在住する3,182世帯に対して「応援ボックス」を届けました。
多くの方々から感想をいただきましたので、その一部をご紹介いたします。
※紹介した声と写真は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。
〜保護者の声〜
「この度は応援ボックスを届けていただきありがとうございました。
中学生の娘がおりますが、一番食欲がある時期でお米の減りも物凄く早いです。小学生の娘もそれなりには食べます。
子どもたちは今まで足りないであろうときも気をつかい、私にはあまり言ってきませんでした。
私が量を減らせば、ママもっと食べなよとわけてくるような娘たちです。苦労させていること申し訳なくて仕方がありませんでした。
今回ご支援頂いたたくさんの食品を子どもたちは喜んでいました。食べものが迷ってしまうほどあるなんて幸せです!本当にありがとうございました。」
「子ども達と一緒にワクワクしながら箱を開けて、次から次に色々な物がたくさん入っていてみんなで大喜びしました。
夏休みになり、食べ盛りの中学生3人のお昼ご飯をどうしようかなって悩みでした。
こうやって支援していただきとても嬉しいです。
子ども達を笑顔にしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。」
「夏休み子どもの食 応援ボックスを頂きました。たくさんのご支援、ありがとうございます。
母、深夜バイト掛け持ちで頑張ってますし、三兄弟、それぞれ、本当にお手伝いをしてくれてます、、。毎日皆、休まずフル回転!いつもの夏冬休みは私が昼間帰って昼飯作り、、が、、今回、ちょっと一休み出来る素敵な福袋が届き、みんな凄い喜んでます!
ママ!楽になるねー、 ママ!ゼリー食べてみたかった! ママ!どんなの届いた?
可愛い、可愛い! この笑顔見るために私は頑張ります!
素敵なプレゼント有難うございました! また、私、頑張れる!!」
今回寄せられた多くのメッセージの中には、夏休み期間中の食費の心配や、保護者の方々の子育ての負担増に関するコメントが多くありました。また、そうした状況を察し、気を遣う子どもたちの姿も、数多く寄せていただきました。
夏休みといえば、本来は、子どもたちにとっては、たくさんの思い出を作れたり、体験ができる楽しい時期になるかと思いますが、家庭の状況によっては、保護者が多くの負担を強いられたり、子どもが塾や部活動、課外活動などに参加できなかったりすることで、「格差」が顕著になる時期でもあることがうかがえます。そして、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響による収入減や閉塞感が、こうした状況をますます深刻にしていると感じられます。
こうした中、ボックスを受け取ったご家庭が、家族全員でワクワクしながらボックスを開け、食卓を充実させることができたというお知らせを多く受け取り、「応援ボックス」の提供が、夏休み期間を乗り切るための一助となったのではないかと考えています。
現在、「応援ボックス」申込時に行ったアンケート調査の集計作業を行っています。
そこから見えてきた各家庭の現状や、こうした状況を変えていくために国や自治体が取り組むべき施策などについても、今後報告します。
■ご寄付・ご支援のお願い
この活動は、有志の企業(※)の皆さまから、食料品やご寄付の提供をいただくことで実施しています。
今回ご参加いただいた企業の皆さまからは、
「単におなかを満たすだけでは無く、明日に向かって頑張ろうと前向きな気持ちを届けてくれる、大きな役割がある取組だと改めて感じられました。」
「送付先のご家庭の声は、支援者の励みになると思います」
「(支援を受け取った方々の声が)やり甲斐の源になっています」
といった声を頂戴しています。
今後もこの支援を継続するためには物品の調達や配送料、発送作業費などのための継続的なサポートが必要です。
資金提供や従業員募金の実施、支援物資の提供など、下記の通りさまざまな参画方法がございますので、ぜひご検討をいただきたく、お願い申し上げます。
(※)ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム日本サステナビリティ・ローカル・グループおよびWRI(World Resources Institute :世界資源研究所)10×20×30食品廃棄削減イニシアティブ日本プロジェクトに加盟している有志の企業、ならびに、セーブ・ザ・チルドレンのパートナー企業
1) 企業としてのご寄付、従業員ご寄付
次のメールアドレスまでご連絡ください。
E-mail:japan.corporatepartner@savethechildren.org
(ご寄付後に税控除対象の領収証の送付および一定期間後に報告書を提出いたします。)
2) 物品提供
・次回12月以降の「子どもの食 応援ボックス」にご提供可能な商品がある場合、下記フォームより事前に「ご登録」をお願いいたします。ご記入いただいた内容に、次回必要としている物品カテゴリと合致するものがある場合、セーブ・ザ・チルドレンからご連絡させていただきます。
【物品提供 事前登録フォーム】
https://forms.office.com/r/P5GFL61H7z
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セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
または下記までお電話でお問い合わせください。
TEL:03-6859-0010(東京)/06-6232-7000(大阪)