企業連携(公開日:2021.07.08)
【ご協力のお願い】「子どもの食 応援ボックス」支援活動開始
セーブ・ザ・チルドレンは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で経済的に困難な状況にある家庭を対象に、国内の子どもたちの食の状況改善を目的として「子どもの食応援ボックス」の提供を実施します。
■長引くコロナの影響と困難な状況の「固定化」
新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、子どもたちの食の確保は依然、重大な課題となっています。これまで改善されつつあった子どもの課題の状況が、コロナ禍の影響により5年前に後戻りしているとのレポートも報じられています。特に学校給食がなくなる夏休みや冬休みといった長期休暇期間は、さらに深刻な状況となることが予想されます。昨年冬に実施した「ひとり親家庭応援ボックス」の申込結果では、2020年12月時点で1割の家庭が「現在、収入がゼロ」であると回答しており、全体の約3割の世帯で収入が5割以上減少したままであるなど、困難な状況の長期化・固定化が懸念されます。
■具体的な計画
こうした状況に対処するため、セーブ・ザ・チルドレンは、7月・12月の中期休暇の時期にあわせて「子どもの食 応援ボックス」の提供を実施することを決定しました。この取り組みは、経済的に困難な状況におかれた子どもたちの育ちの保障を「食」の面から支援するため、来年度以降も継続していきます。具体的には下記の計画で進めていく考えです。
1)支援対象:ひとり親家庭に限らず「経済的に困難な状況におかれた家庭」に広げる
2)配布件数:3000件に拡大(7月配布分)
3)対象地域:全国の都道府県へ拡大(7月配布分は緊急事態宣言発出地域)
4) 募集/配布回数:2021年は夏休みと冬休みの2回実施。2022年以降も継続実施予定。
※現時点の計画ですので、今後変更の可能性があります。
■ご寄付・ご支援のお願い
この活動の実施にあたっては、有志の企業の皆さま(※)より食料品などの提供をいただいていますが、今後もこの支援を継続するためには物品の調達や配送料、発送作業費などのための資金が必要です。また、より多くのご支援があれば、多くの家庭に支援を届けることができます。
資金提供や従業員募金の実施、支援物資の提供など、下記のとおりさまざまな参画方法がございますので、ぜひご検討をいただきたく、お願い申し上げます。
(※)ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム日本サステナビリティ・ローカル・グループおよびWRI(World Resources Institute :世界資源研究所)10×20×30食品廃棄削減イニシアティブ日本プロジェクトに加盟している有志の企業、ならびに、セーブ・ザ・チルドレンのパートナー企業
■ご寄付・ご支援のお願い
1) 企業としてのご寄付、従業員ご寄付
次のメールアドレスまでご連絡ください。
E-mail:japan.corporatepartner@savethechildren.org
2) 物品提供
・7月の応援ボックスの物品手配はすでに完了しており、現在物品提供は受け付けておりません。
・次回12月以降の「子どもの食 応援ボックス」にご提供可能な商品がある場合、次のメールアドレスまでご連絡ください。
E-mail:japan.corporatepartner@savethechildren.org
昨年は、皆様からのたくさんのご支援のおかげで「ひとり親家庭応援ボックス」を3回にわたってのべ2501世帯に届けることができました。受け取ったご家庭からは、「命を救っていただきありがとうございました」、「人間として生きるための尊厳まで守っていただいて、明日から頑張れる気持ちになれました」といった感謝の声が数多く寄せられています。
過去の取り組みについてはこちら(2020年6月、2020年12月)をご覧ください。
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セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
または下記までお電話でお問い合わせください。
TEL:03-6859-0010(東京)/06-6232-7000(大阪)
https://www.savechildren.or.jp/partnership/