セーブ・ザ・チルドレンは子どもへの支援を届けるにあたり、多くの企業との連携を行っています。

その中には、従業員参加による社内キャンペーンや従業員寄付を企画していただいている例があります。従業員が気軽に社会貢献に参加でき、自分が働いている企業が支援している団体へ寄付をするという安心感・信頼感が得られ、社会課題を「自分ゴト化」する機会となります。

英国の製薬会社であるグラクソ・スミスクライン（GSK）社には、2013年よりセーブ・ザ・チルドレンとグローバル・パートナシップを結んで以来、長年支援をいただいています。全世界で各国のセーブ・ザ・チルドレンとGSK社が、さまざまな取り組みを行っており、日本でも東日本大震災の復興支援の頃から、給与天引きによる従業員寄付、グローバルでの企業マッチングによる支援、そしてさまざまな連携イベントを通じて支援をいただいています。

■社員食堂での「能登支援」寄付付き「セーブ・ザ・チルドレン コラボメニュー」提供

2024年7月の1週間、同社の社食カフェテリアで、石川県の食材を使った「セーブ・ザ・チルドレンへの寄付付きメニュー」が企画されました。

加賀みそ、とり野菜みそ、いしる（能登の名産でイワシやイカで作る魚醬）、石川県産のお米、加賀麩、茄子など、石川県や能登にちなんだ食材を豊富に取り入れた定食を食べると、100円がセーブ・ザ・チルドレンに寄付されます。また、寄付額は任意で増額することもできます。

「加賀の棒茶」の紙コップにはセーブ・ザ・チルドレンへの寄付ができるQRコードのシールも貼られ、無人レジでも、液晶画面から好きな寄付額のボタンを押して寄付ができます。

寄付金は、能登の緊急支援をはじめ、セーブ・ザ・チルドレンが行う日本国内の子どもたちへのさまざまな支援活動に使われます。また今回の寄付額と同額が、GSKの英国本社からマッチングギフトとしてセーブ・ザ・チルドレンのグローバル事業にも寄付される仕組みです。

■社員食堂の中に「子どもの食応援ボックス」の中身を再現して展示

また、今回は、食堂内に「子どもの食 応援ボックス」の中身を展示するコーナーが設けられました。

セーブ・ザ・チルドレンは、経済的に困難な状況にある家庭に、食料品や日用品を提供する「子どもの食応援ボックス」の支援を行っており、GSK社もこの活動を支えています。今回、GSK社の社員が、セーブ・ザ・チルドレンから共有された食材リストを基に実際に買い物し、応援ボックスの中身を再現しました。

今年も夏休みの応援ボックスを5,000世帯に提供するための梱包作業を倉庫で実施し、GSK社からも22人の従業員がボランティアとして箱詰め作業に参加しました。

サンプル展示の横には、活動の説明パネルや従業員寄付の実績をカウントするボードが掲示され、応援ボックス何箱分の寄付が集まったかを、タイムリーに発信しました。

■食堂での様子をTeamsでライブ配信

食堂でのこのようなキャンペーン・イベントを開催しても、本社勤務の従業員以外は、なかなか参加しづらい実態もあります。GSK社では、全国各地の営業所で勤務している従業員などもこのイベントに参加できるよう、期間中、3回のTeamsライブ配信が企画されました。

セーブ・ザ・チルドレンからもスタッフが出演し、GSKの従業員とともに食堂からキャンペーンの様子を生中継、寄付金がどのように活用されるのかについてなどを説明しました。遠方からも多くの従業員がリアルタイムで視聴をしてくれました。

セーブ・ザ・チルドレンとの連携を通じて、従業員の皆さんが積極的に寄付やボランティアなどの活動に参加し、社会課題を「自分ゴト化」することで、企業で働く意義や社会貢献活動へのエンゲージメントが高まるよう、セーブ・ザ・チルドレンは、これからもさまざまな企業の皆さまとともに多様な取り組みを行っていきたいと考えています。

（報告：パートナーリレーションズ部 法人連携チーム 山田有理恵）

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セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。

【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】

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