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シリア危機
(公開日:2018.03.09)

シリア・東グータ地区へ支援物資を−

 
セーブ・ザ・チルドレンのパートナー団体は、包囲下にある東グータ地区の数百人へ、毛布、靴下、下着、毛糸の帽子やマフラーを届けることができました。しかし、東グータ地区は、過去2週間の間に600人以上が犠牲になるなど、引き続き凄惨な状況です。朝の時間帯に空爆が止むことがありますが、砲撃は一日を通して行われ観測機も飛んでいます。


人道支援のうち一部は、東グータ地区へ搬入が始まりました。しかし、国連の人道支援物資の貨物から手術器具やインスリンなどの必須の医薬品や医療器具が貨物から取り除かれました。セーブ・ザ・チルドレンのパートナー団体は、子どもに必要な抗生剤などの薬が危機的に不足していると報告しています。医師たちによると、包帯や針などが不足しており、何人もの患者の治療に使用されているとのことです。

セーブ・ザ・チルドレンは、国連安全保障理事会に対して、2月24日に採択されたシリアにおける、安全な医療搬送や人道支援のアクセス確保、少なくとも30日間の人道的停戦を要求する決議第2401号の履行を求めます。

セーブ・ザ・チルドレン シリア事業ディレクター ソニア・クシュは、「東グータ地区の人々は助けを求めています。国連安全保障理事会が約束した停戦は、寒くて暗い地下の避難所に避難する子どもたちのために、実行されなくてはなりません。爆撃を停止し、人道支援活動を許可するときです。およそ40万人の市民は、食料も水も、医薬品もない状態で閉じ込められています。彼らは、保護されるべきです。医療施設が、爆撃や損傷を受けているため、数百人の人々は、救命治療を受けるために避難する必要があります。紛争の重い代償を払っているのは子どもたちです。いつ、世界はこの状況に、強い関心を示すのでしょうか」と訴えます。

セーブ・ザ・チルドレンはパートナー団体を通して、引き続き東グータ地区の子どもたちとその家族へ、防寒に必要な物資や、衛生用品、食料や栄養支援を提供する準備を進めています。皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。

セーブ・ザ・チルドレンの緊急支援活動には、こちらから協力いただけます。
<ご寄付の受付先>
口座名:いのち・みらい貯金箱
口座番号:00190-8-791030
※ 振込手数料はご負担をお願いしております。
※ 領収証ご希望の方は、振込用紙通信欄にその旨ご記入ください。

クレジットカードによるご寄付はホームページからhttp://www.savechildren.or.jp/lp/childemergencyfund/
*「いのち・みらい貯金箱」への寄付は、世界各地の自然災害や人道危機発生時に、セーブ・ザ・チルドレンが迅速に子ども支援活動を実施するために活用されます。

◆Tポイントによる寄付はこちらから(1ポイントから寄付できます)https://donation.yahoo.co.jp/detail/856005/








 

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