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シリア危機
(公開日:2020.02.28)

シリア危機 イドリブ県 10校が攻撃され子どもが犠牲に

 
2020年2月25日、シリア北西部イドリブ県にある学校10校が攻撃され、少なくとも少女1人が死亡し、市民9人が負傷しました。

イドリブで活動するセーブ・ザ・チルドレンのパートナー団体は、今回の攻撃について、2019年以降同県における1日あたりの学校攻撃数の中では最悪であった、と述べています。また、今年だけも合計22校が攻撃を受けています。


大半の攻撃は授業時間中に起こり、確認できた範囲では、これまでに教員3人が死亡し、7人が負傷していますが、さらに多くの子どもたちと教員が負傷した可能性があり、情報の確認を急いでいます。今回の攻撃で犠牲になった少女は、授業終了後、帰宅しようと校舎の外に出たところで攻撃を受けました。


学校への攻撃を目撃した人は、次の通り話しています。
「イドリブ近郊での戦闘の激化や、市内で何か起こるのではないかという不安から授業時間は、7時30分から10時30分までとなっています。今日の午前9時頃起こった学校への直接攻撃は衝撃でした。特に被害が深刻だった学校では、多くの人たちが死傷しました。科学を教えていた教員1人が死亡し、彼の同僚教員6人も負傷しています。また、他にも負傷した子どもたちがいて、下校途中の教員2人と、子ども1人が死亡しました。」



セーブ・ザ・チルドレンは、戦闘の即時停止を要請するとともに、すべての当事者に対し、国際人道法の順守と学校や病院、その他の市民生活に不可欠なインフラへの攻撃をやめるよう訴えます。そして、子どもたちは、特に爆発性兵器の影響を受けやすいため、紛争当事者たちは、子どもたちを守るよう取り組むことを求めます。



 

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