シリア危機(公開日:2026.08.06)
【トルコ・シリア大地震】トルコ・ハタイ県での支援を開始〜地震の影響を受けた難民と地域の青少年への生計支援と精神保健・心理社会的支援〜
2023年2月6日に、シリア国境沿いのトルコ南部でマグニチュード7.8の地震が発生し、同地域とトルコ北西部に甚大な被害をもたらしました。ハタイ県は地震の被害が最も大きかった地域の1つであり、多くの人が犠牲になったことに加え、多くの建物やインフラも損壊しました。2025年時点でも未だに20万人以上がコンテナで作られた仮設住宅に住んでいるなど、復興には時間がかかっています[1]。
また、ハタイ県は2011年のシリア危機以降最も多くのシリア難民を受け入れてきた県の1つであり、2026年6月時点でも国内で6番目に多い数のシリア難民が居住しています[2]。
10年以上に渡る多くの難民の受け入れと、2023年の地震の影響は、ハタイ県の様々なインフラや地域住民の生活に深刻な負担を与えています。
地震の影響は経済にも及んでおり、地震後にはその被害の大きさから多くの産業や企業が廃業に追い込まれ、ハタイ県での総労働時間は45.2%に減少するなど、失業率の増加が深刻になりました[3] 。トルコにおける青少年の失業率の高さは従来から課題でしたが、特に被災地においては就労につながるための職業訓練や能力強化の機会も失われ、多くの青少年は仕事への糸口を見つけることに苦戦しています。
セーブ・ザ・チルドレンは、2022年から2025年にかけて、トルコに住む難民および地域の青少年を対象にした生計向上支援と精神保健・心理社会的支援を実施してきました。2022年に開始した事業はハタイ県を対象としていましたが、地震の影響で中止とせざるを得ず、その後はイスタンブールで同様の事業を続けてきました。
◆過去の事業の様子はこちらのブログから。
・【シリア危機】トルコ・ハタイ県:脆弱な状態に置かれたシリア難民と、ホストコミュニティの子ども・青少年とその世帯を対象とした生計向上支援を開始
・【シリア危機】トルコで活動開始:シリア難民と地域の青少年、女性のレジリエンス向上にむけて生計支援・心理社会的支援
・【事業完了報告】トルコ:シリア難民と地域の青少年、女性の生計支援および心理社会的支援を実施しました
・【シリア危機】トルコ・イスタンブールに住む難民と地域の青少年の生計支援・心理社会的支援を開始しました
・【シリア危機】トルコ・イスタンブールに住む難民と地域の青少年の生計支援と精神保健・心理社会的支援の完了報告
セーブ・ザ・チルドレンは、これまでイスタンブールで行ってきた事業の経験を活かしながら、未だに地震被害の影響が残るハタイ県において、難民と地域の青少年を対象に生計向上支援と精神保健・心理社会的支援を2026年3月1日から開始しました。
事業では、以下の3つの柱で事業を行います。
1.青少年を対象とした生計支援
・青少年の雇用可能性を高めるために開発されたSkills to Succeed(成功のためのスキル)研修の実施
・個別のジョブ・カウンセリングの実施
・他団体や行政が提供する職業訓練や支援プログラムへの紹介
・地域企業との面談やグループセッションの実施
・企業とつながる機会となるジョブ・フェアの実施
2.精神保健・心理社会的支援
・円滑な人間関係や争いごとの解決方法、セルフケアの方法、ストレスマネジメントなどに関する啓発セッションの実施
・WHO(世界保健機関)によって開発された「Self Help+」と呼ばれる精神保健・心理社会的支援のグループセッションの実施
3.行政の能力強化
・行政職員やその他関係者への研修の実施
これらの活動を通して、イスタンブールで脆弱な状況に置かれたシリア難民をはじめとする難民やトルコの青少年の生計およびウェルビーイングの向上を目指します。
本事業は個人・法人の多くの皆様のご寄付により実施しています。
【SCサポートへのご寄付をお願いします】
「子どもを誰ひとり取り残さない。」そのためには、中長期にわたり子どもたちを支え続ける仲間が必要です。https://x.gd/J6rnL
(海外事業部 トルコ事業担当)
また、ハタイ県は2011年のシリア危機以降最も多くのシリア難民を受け入れてきた県の1つであり、2026年6月時点でも国内で6番目に多い数のシリア難民が居住しています[2]。
10年以上に渡る多くの難民の受け入れと、2023年の地震の影響は、ハタイ県の様々なインフラや地域住民の生活に深刻な負担を与えています。
地震の影響は経済にも及んでおり、地震後にはその被害の大きさから多くの産業や企業が廃業に追い込まれ、ハタイ県での総労働時間は45.2%に減少するなど、失業率の増加が深刻になりました[3] 。トルコにおける青少年の失業率の高さは従来から課題でしたが、特に被災地においては就労につながるための職業訓練や能力強化の機会も失われ、多くの青少年は仕事への糸口を見つけることに苦戦しています。
セーブ・ザ・チルドレンは、2022年から2025年にかけて、トルコに住む難民および地域の青少年を対象にした生計向上支援と精神保健・心理社会的支援を実施してきました。2022年に開始した事業はハタイ県を対象としていましたが、地震の影響で中止とせざるを得ず、その後はイスタンブールで同様の事業を続けてきました。
◆過去の事業の様子はこちらのブログから。
・【シリア危機】トルコ・ハタイ県:脆弱な状態に置かれたシリア難民と、ホストコミュニティの子ども・青少年とその世帯を対象とした生計向上支援を開始
・【シリア危機】トルコで活動開始:シリア難民と地域の青少年、女性のレジリエンス向上にむけて生計支援・心理社会的支援
・【事業完了報告】トルコ:シリア難民と地域の青少年、女性の生計支援および心理社会的支援を実施しました
・【シリア危機】トルコ・イスタンブールに住む難民と地域の青少年の生計支援・心理社会的支援を開始しました
・【シリア危機】トルコ・イスタンブールに住む難民と地域の青少年の生計支援と精神保健・心理社会的支援の完了報告
セーブ・ザ・チルドレンは、これまでイスタンブールで行ってきた事業の経験を活かしながら、未だに地震被害の影響が残るハタイ県において、難民と地域の青少年を対象に生計向上支援と精神保健・心理社会的支援を2026年3月1日から開始しました。
事業では、以下の3つの柱で事業を行います。
1.青少年を対象とした生計支援
・青少年の雇用可能性を高めるために開発されたSkills to Succeed(成功のためのスキル)研修の実施
・個別のジョブ・カウンセリングの実施
・他団体や行政が提供する職業訓練や支援プログラムへの紹介
・地域企業との面談やグループセッションの実施
・企業とつながる機会となるジョブ・フェアの実施
2.精神保健・心理社会的支援
・円滑な人間関係や争いごとの解決方法、セルフケアの方法、ストレスマネジメントなどに関する啓発セッションの実施
・WHO(世界保健機関)によって開発された「Self Help+」と呼ばれる精神保健・心理社会的支援のグループセッションの実施
3.行政の能力強化
・行政職員やその他関係者への研修の実施
これらの活動を通して、イスタンブールで脆弱な状況に置かれたシリア難民をはじめとする難民やトルコの青少年の生計およびウェルビーイングの向上を目指します。
本事業は個人・法人の多くの皆様のご寄付により実施しています。
【SCサポートへのご寄付をお願いします】
「子どもを誰ひとり取り残さない。」そのためには、中長期にわたり子どもたちを支え続ける仲間が必要です。https://x.gd/J6rnL
(海外事業部 トルコ事業担当)
[1] https://bianet.org/haber/the-never-ending-temporary-life-in-a-hatay-tent-city-304320#google_vignette
[2] https://www.goc.gov.tr/gecici-koruma5638
[3] https://www.ilo.org/resource/news/urgent-support-needed-hundreds-thousands-workers-after-t%C3%BCrkiye-and-syria




