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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2013.09.20)

【福島:学童(3)】ダンスで思いきり体を動かそう!〜南相馬市で学童を対象にキッズダンス教室を実施〜(2013.9.18)

 

8月8・9日の2日間、南相馬市内の放課後児童クラブ15クラブ(市運営13クラブ、社協運営2クラブ)を対象にキッズダンス教室が実施されました。両日それぞれ午前・午後の部を設け、計4講座が行われ、合計228名の子どもたちと24名の指導員の方々が参加をしました。

この講座は、サントリーホールディングス株式会社とSCJが立ち上げたフクシマススムプロジェクトの一環として、一般財団法人日本キッズコーチング協会の皆さんを講師に迎え、南相馬市教育委員会の後援のもと開催されました。この講座を通して、南相馬市の放課後児童クラブの子どもたちが、違う学年やクラブの子どもたちと交流をしながら、屋内で思い切り体を動かすことを目的としています。

今回のキッズダンス教室は、まずアイスブレイキングのゲームで心とからだをほぐすところから始まりました。


「じゃんけん列車」でみんながどんどんつながっていきます。また、ゲームを通したグループ分けでは、新しいお友達との交流をする場面も。

アイスブレイキングのゲームを通して、子どもたちが「もも」「りんご」「かき氷」「バナナ」の4つのグループに分かれたら、次に、いよいよダンスの練習の始まりです。
最初はインストラクターのお兄さん・お姉さんの動きを恐る恐る真似して踊っていた子どもたちも、何回か曲に合わせて繰り返すことによって自然に踊れるようになっていきます。決めのポーズはグループごとにオリジナルのポーズを考えました!

ポーズ!〜ポーズ〜
かっこいいポーズをみんなで考えて、合わせて踊ります!

最後に、子どもたちがステージに上がってグループごとにダンスの発表をしました。今日初めて習ったダンスとは思えないほど、みんな堂々と踊っていました。指導員の先生の中には「子どもたちがこんなに集中して一つのことに取り組んでくれるなんて!」と涙ぐむ方もいらっしゃいました。

発表〜発表〜
ステージの上でも緊張せずに、楽しそうに踊る子どもたち

子どもたちの発表の後は、一生懸命踊ってくれた子どもたちへのお礼として、日本キッズコーチング協会のインストラクターの皆さんがダンスを披露してくださり、会場を盛り上げました。

インストラクター〜インストラクター〜
かっこいいダンスをプレゼントしてくれたインストラクターの皆さん

今回のキッズダンス教室は、大変気温の高い中行われましたが、子どもたちの健康管理のために南相馬市から看護士さんにご協力を頂き、大きな事故もなく無事に終了することができました。


参加してくれたみんなで記念撮影

講座が終わった後、子どもたちからインストラクターの皆さんに「明日も来てくれる?」「帰らないでー」など、別れを惜しむ声がかけられ、講座をとても楽しんでくれた様子がうかがえました。また、「(ダンスを)家に持って帰ろう!」といった声も聞かれ、お家で保護者の方にも習ったダンスを披露してくれる子もいたようです。

福島県では、震災や原発事故の影響で屋内外での遊びスペースが制約され、子どもたちの抱えるストレス増加や運動不足が課題といわれています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、このような環境の中で子どもたちが健やかに成長していけるよう、子どもたちの遊び・学びの機会の拡充のためのお手伝いをしていきます。

【サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト】
「サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト」は、サントリーホールディングス株式会社と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとが取り組む福島の子ども支援事業です。東日本大震災発生後、福島の子どもたちは、多くの困難に直面しながら、少しずつ前に進んでいます。学童保育クラブ支援や子ども支援に取り組むNPOとの協働や助成事業を通じて、福島の子どもたちが安心して学び 遊べる環境をハード、ソフト両面からきめ細やかにサポートし、フクシマススムは「ススムっ子」の健やかな成長と明るい未来を支えます。

サントリー・SCJ フクシマススム プロジェクト

(報告:会津若松事務所 望月里紗)


 

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