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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2013.09.11)

福島:親子で楽しむ夏休み〜「のびのび!親子体験事業」(2013.09.11)

 
 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は昨年に引き続き、福島県郡山市の教育委員会主催「のびのび!親子体験事業」の7月20日、8月3日、24日の3日間、日清製粉グループ、株式会社東急ハンズ、スタジオダンスヘッドの協力を得て、キッズダンスと工作プログラムの支援を行いました。「のびのび!親子体験事業」は、屋外で思いきり外遊びや自然体験をすることを目的に、比較的放射線量が低く、自然に恵まれた郡山市湖南地区で実施されている親子体験プログラムです。

 7月20日、8月3日、24日のキッズダンスでは、ダンスの先生と一緒にヒップホップダンス。振付を何回か練習して、音楽に合わせて子どももおとなも一緒に踊り、思いっきり体を動かしました!
 キッズダンスに参加した保護者の方からは、「子どもが体を動かす機会が少ないので、楽しそうにダンスをしているのが見れて良かった」子どもたちからは、「いっぱい体を動かせた」、「全部踊れて楽しかった」という声が聞かれました。



 7月20日は、株式会社東急ハンズによる木とネジを使ったバードコール(鳥の鳴き笛)づくりを開催。シールを貼り、自分の名前を入れたりして、かわいいオリジナル作品が完成しました。ネジをまわすと「キュッ、キュッ」と鳥の鳴き声のような音がして、子どもたちは大満足な様子。



 8月3日、24日は、日清製粉グループと講師の鈴山キナコ先生による粘土を使った動物マスコットづくりが行われました。日清アソシエイツの樹脂粘土をこねて作ったフグにリボンをつけたり、帽子をかぶせたりしてできたデコフグ(デコレーション・フグ)をみんなで見せ合って、褒めたり、笑ったりしました。





  3日間で147人の親子が参加、子どもたちだけでなく保護者の方々も一緒になり、キッズダンスで体を動かし、バードコールづくり、動物マスコットづくりでは、指を動かし、ダンスや手作りの楽しさを実感してもらう時間になったようです。


  福島県では震災、原発事故から約2年半が経過した今でも、外遊びなどの日常の活動が制限されている子どもは少なくなく、運動不足による体力低下が懸念されています。SCJは、福島プログラムを通じて、今後も地域の人たちと協力して、子どもたちの日常的活動の場を確保するための活動を続けます。

(報告:会津若松事務所・長島)


 

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