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福島の幼児の外遊び・お散歩サポート(てくてく遊び隊) 秋の活動報告

日本/東日本大震災/福島
(公開日:2015.12.23)

【コメラさんさんプロジェクト(29)】
福島の幼児の外遊び・お散歩サポート(てくてく遊び隊) 秋の活動報告

 

6月にスタートした「てくてく遊び隊」。これは福島市の保育園(所)の園外保育活動を支援する取り組みで、市内の22の保育園(所)を対象に実施してきました。
夏の活動についてはこちら→(http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=2055)

9月からは秋の活動がスタート。秋のさわやかな青空とやさしいお日さまに恵まれて、全ての子どもたちがお外での活動を楽しむことができました。子どもたちは何日も前から「どんなところに行くんだろう」「どんぐりあるかな」とワクワクしながら活動の日を心待ちにしていたとのこと。そんな元気いっぱいの子どもたちとてくてく遊び隊の秋の活動の様子。早速見てみましょう!

頑張るボランティアさん。子どもたちと綱引き対決!!


お散歩をしながら森の散策をしたり、どんぐりや虫を見つけたり、落葉のプールを楽しんだり。普段はなかなかできない遊びをいっぱい楽しみました。また、広い場所でボールやフリスビーを追いかけたり、ロープで綱引きをしたり、公園遊具で遊んだりと思いっきり体を動かしました。秋の活動には今回の活動を支援してくださっているユニリーバ・ジャパン、有限会社ツルハから10人のボランティアさんが参加してくださいました。「子どもさんのパワーにびっくりしました」「資金的な支援だけでなく実際に活動に参加することができて楽しかったです」とおっしゃっていました。皆様、本当にありがとうございました。



さわやかな秋空の下でボール遊び。いっぱい体を動かして気持ちがイイね♪



「こっちにどんぐりがある!」「大きな松ぼっくり見つけたよ」森には自然の宝物がいっぱいです。


こんな斜面も子どもたちにとっては格好の遊びとチャレンジの場。服のどろんこなんて気にしません!


子どもたちは「虫に触れるようになったよ、怖くなかった」「高いところビューンってジャンプしたよ」など達成感に満ちた声がたくさん聞かれました。帰る時には「もう帰らなきゃいけないの」とさびしがる子どももいましたね。


今回の活動はSCJが展開する「コメラさんさんプロジェクト」の一環として、猪苗代町に拠点を置くNPO法人こどもの森ネットワーク(http://kodomo-mori.net/)と共に実施する活動です。実施にあたっては、ユニリーバ・ジャパンによる「ユニリーバこども笑顔プロジェクト」のご支援を受けています。参加した保育園(所)の先生方にもたくさんのご協力をいただき、全39回、大きなケガやトラブルなく終えることができました。夏563人、秋578人、合計1141人の子どもたちが水遊び、外遊び、お散歩、自然体験などを通して楽しい思い出をつくることができました。時には転んで泣いたり、怖い思いをしたり、池にはまって靴が汚れたり、虫に刺されたりもしました。でもそれはきっと子どもたちの心と体を成長させてくれる貴重な経験となったことでしょう。(福島事務所:藤井由佳)



<コメラさんさんプロジェクト>
SCJは福島プログラムの一環として、震災後、「コメラさんさんプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは福島第一原発事故後、放射線被ばくへの不安や、長期化する避難生活の影響などから、福島県で野外活動や体を思い切り動かす機会が減少した地域の子どもたちが、安心できる環境で、自然体験をしたり、思い切り遊んだり、運動できる機会を提供することを目的としています。「福島の外遊び・お散歩サポート『てくてく隊』」は、コメラさんさんプロジェクトの一環として行われています。※コメラは福島の方言で「子どもたち」の意。


<ユニリーバこども笑顔プロジェクト>
「ユニリーバこども笑顔プロジェクト」は、ラックスやダヴ、クリア、リプトンなどでおなじみのユニリーバとSCJの共同プログラムです。
2011年以来、地震や津波の被害を受けた公園の再建や、福島の子どもたちのためのキャンプなどを継続的に実施し、子どもたちに思いきりからだを動かして遊ぶ機会を届けてきました。


 

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