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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2014.07.16)

【福島:学童(8)】南相馬市 、いわき市での学童保育クラブ建設進行中!〜南相馬市八沢児童クラブ・いわき市中央台東第二児童クラブ〜(2014.07.17)

 
東日本大震災以後、子どもたちが放課後や学校の長期休暇に安心して過ごせる学童保育の重要性は、一層高まり、登録児童が増えていますが、受け入れ施設整備は遅れています。このような状況を受け、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとサントリーホールディングス株式会社は、 「フクシマ ススム プロジェクト」(以下、フクシマススム)を通じ、福島県南相馬市で八沢児童クラブ、いわき市で中央台東第二児童クラブの建設支援を決定しました。両施設ともに5月から工事が始まり、着々と進んでいます。

南相馬市八沢児童クラブは、東日本大震災後に開設された施設です。同クラブは、それまで避難していた子どもたちが南相馬市に徐々に戻り、安心して放課後を過ごせる学童児童クラブ設置の要望が高まったことを受け、体育館の倉庫を使って臨時に開設されました。しかし、登録児童が増え、臨時施設では対応できなくなってきたことから、南相馬市からの要請を受け、八沢小学校のすぐそばに八沢児童クラブを建設することになりました。


南相馬市八沢児童クラブ:(左)着々と建設が進んでいます。(右)完成予定図

一方、いわき市では、避難児童の転入などによって、特に都市部では学童児童クラブへの登録希望者が増えています。中央台東児童クラブ、同第二児童クラブもそのようなクラブの一つで、ひとつの施設に2クラブ100人近くの子どもたちを受け入れていました。そこで、フクシマススムでは、いわき市の要請を受け、中央台東第二児童クラブの増設の支援を行うことになりました。



いわき市中央台東児童クラブ:左:第二クラブ(手前)は、既存クラブ(奥)に連結されます。(右)完成予定図

両クラブ共に5月に着工し、7月上旬には屋根ができ、ぐっと建物らしくなりました。これから完成に向けて、両クラブの建設の進捗をお伝えしていきます。


(
報告:SCJ福島事務所 望月里紗)



【サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト 】
「サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト」は、サントリーホールディングス株式会社と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとが取り組む福島の子ども支援事業です。東日本大震災発生後、福島の子どもたちは、多くの困難に直面しながら、少しずつ前に進んでいます。学童保育クラブ支援や子ども支援に取り組むNPOとの協働や助成事業を通じて、福島の子どもたちが安心して学び 遊べる環境をハード、ソフト両面からきめ細やかにサポートし、フクシマススムは「ススムっ子」の健やかな成長と明るい未来を支えます。
サントリー・SCJ フクシマススム プロジェクト 

【福島県における学童児童クラブ支援】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、福島市、南相馬市、いわき市の学童児童クラブを中心に、日常の遊び場の提供、施設整備、そして、学童関係者の学びや情報共有の場づくりなどの取り組みを行っています。これらの包括的な支援活動を通じて、子どもにやさしい学童児童クラブの環境づくりを後押ししています。




 

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