日本/東日本大震災/福島(公開日:2014.08.07)
【福島:学童(9)】南相馬市八沢児童クラブ建設までの道のり?(2014.08.07)
7月17日付けのブログでお伝えしたように、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとサントリーホールディングス株式会社は、フクシマ ススム プロジェクト(以下、フクシマ ススム)を通じて、福島県南相馬市といわき市で学童保育施設の建設を進めています。今回は、南相馬市で建設が行われている「八沢児童クラブ」についてご紹介します 。
体育館の一角での学童保育
南相馬市鹿島区にある八沢児童クラブは、震災後、避難していた世帯が徐々に市に戻ってくる中、子どもたちが、安心・安全に放課後の時間を過ごせる場所がほしいという保護者の要望で、震災後に臨時に開設された児童クラブです。開設にあたっては、小学校の協力を得て、保育場所として小学校の体育館の一角にある小部屋を利用していますが、現在登録する23名の子どもたちが過ごすには手狭で、適切な保育を行うために必要な設備も十分に整えられていません。
みんなで作り上げた建設計画
そこで、フクシマススムでは、八沢児童クラブに通う子どもたちがよりよい環境で学童保育を受けられるよう、南相馬市教育委員会幼児教育課をはじめ多くの皆さんと協力し、学童保育施設の新設が決定しました。
新設が決定してからおよそ9か月間、計画、設計、実際の工事に至るまで、「どのような学童保育施設にしたいか」を、児童クラブの指導員の方々や市役所の職員の皆さんとの話し合いながら決めていきました。もちろん、八沢児童クラブを使う子どもたち自身の意見も盛り込まれています。例えば「施設内のトイレの形をどうするか」について、実際にトイレを使う子どもたち自身が考え、提案をし、設計に組込まれました。まさに、大人も子どももみんなが一緒になって作り上げた建設計画です。
日ごとに姿を変える工事現場
そして、ついに、2014年5月、みんなで作り上げた案を元に、新しい八沢児童クラブの建設が始まりました。どんどんと姿を変える工事現場の様子を写真でご紹介します。
南相馬市鹿島区にある八沢児童クラブは、震災後、避難していた世帯が徐々に市に戻ってくる中、子どもたちが、安心・安全に放課後の時間を過ごせる場所がほしいという保護者の要望で、震災後に臨時に開設された児童クラブです。開設にあたっては、小学校の協力を得て、保育場所として小学校の体育館の一角にある小部屋を利用していますが、現在登録する23名の子どもたちが過ごすには手狭で、適切な保育を行うために必要な設備も十分に整えられていません。
現在の八沢児童クラブ。8畳程度の広さの部屋に20人以上の子どもたちが、放課後や長期休暇を過ごしています。
みんなで作り上げた建設計画
そこで、フクシマススムでは、八沢児童クラブに通う子どもたちがよりよい環境で学童保育を受けられるよう、南相馬市教育委員会幼児教育課をはじめ多くの皆さんと協力し、学童保育施設の新設が決定しました。
南相馬市幼児教育課、設計事務所、建設会社、児童クラブ指導員の皆さんなど、多くの方々と何度も打合せを重ねました
新設が決定してからおよそ9か月間、計画、設計、実際の工事に至るまで、「どのような学童保育施設にしたいか」を、児童クラブの指導員の方々や市役所の職員の皆さんとの話し合いながら決めていきました。もちろん、八沢児童クラブを使う子どもたち自身の意見も盛り込まれています。例えば「施設内のトイレの形をどうするか」について、実際にトイレを使う子どもたち自身が考え、提案をし、設計に組込まれました。まさに、大人も子どももみんなが一緒になって作り上げた建設計画です。
日ごとに姿を変える工事現場
そして、ついに、2014年5月、みんなで作り上げた案を元に、新しい八沢児童クラブの建設が始まりました。どんどんと姿を変える工事現場の様子を写真でご紹介します。
工事現場は八沢児童クラブの子どもたちの通学路に面しています。日に日に完成に近づく様子を見て、子どもたちの期待も膨らんでいるようです。
八沢児童クラブに飾ってある新しい施設のパース
八沢児童クラブの竣工は8月末を予定しています。どんな学童保育施設が出来上がるのでしょうか?開所式の様子と合わせて新しい児童クラブで過ごす子どもたちの様子をご報告します。どうぞご期待ください。
(報告:福島事務所 望月里紗)
【サントリー・SCJ フクシマススムプロジェクト】
「サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト」は、サントリーホールディングス株式会社と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとが取り組む福島の子ども支援事業です。東日本大震災発生後、福島の子どもたちは、多くの困難に直面しながら、少しずつ前に進んでいます。学童保育クラブ支援や子ども支援に取り組むNPOとの協働や助成事業を通じて、福島の子どもたちが安心して学び 遊べる環境をハード、ソフト両面からきめ細やかにサポートし、フクシマススムは「ススムっ子」の健やかな成長と明るい未来を支えます。
サントリー・SCJ フクシマススム プロジェクト
【福島県における学童児童クラブ支援】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、福島市、南相馬市、いわき市の学童児童クラブを中心に、日常の遊び場の提供、施設整備、そして、学童関係者の学びや情報共有の場づくりなどの取り組みを行っています。これらの包括的な支援活動を通じて、子どもにやさしい学童児童クラブの環境づくりを後押ししています。
「サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト」は、サントリーホールディングス株式会社と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとが取り組む福島の子ども支援事業です。東日本大震災発生後、福島の子どもたちは、多くの困難に直面しながら、少しずつ前に進んでいます。学童保育クラブ支援や子ども支援に取り組むNPOとの協働や助成事業を通じて、福島の子どもたちが安心して学び 遊べる環境をハード、ソフト両面からきめ細やかにサポートし、フクシマススムは「ススムっ子」の健やかな成長と明るい未来を支えます。
サントリー・SCJ フクシマススム プロジェクト
【福島県における学童児童クラブ支援】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、福島市、南相馬市、いわき市の学童児童クラブを中心に、日常の遊び場の提供、施設整備、そして、学童関係者の学びや情報共有の場づくりなどの取り組みを行っています。これらの包括的な支援活動を通じて、子どもにやさしい学童児童クラブの環境づくりを後押ししています。