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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2013.12.05)

【福島:コメラさんさん(7)】ヒップホップで、元気いっぱい 〜体育館でレッツダンス!〜(2013.12.05)

 

「ダンスが苦手」という方は、老若男女問わず日本人には多いのではないでしょうか。人前で全身を使って表現するのは、確かに慣れないと少し恥ずかしいかもしれません。でも、そんなちょっぴりシャイなあなたこそ、一度思いっ切り踊ってみると、その気持ち良さにハマってしまうかもしれません。


セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)では、福島県郡山市教育委員会総合教育支援センターが主催する「元気を届ける体験活動」の一環として、9月7、14、28日に親子を対象に開催された「ヒップホップダンス講座」を支援しました。「元気を届ける体験活動」は、震災後に、放射線の影響で、外遊びの機会が制限されている子どもたちが、思い切り体を動かすことを目指して、総合教育支援センターが昨年、始めた取り組みで、今年は2年目になります。

 

初回の会場は、郡山市総合体育館の小体育館です。夏の名残を感じる残暑の朝、集まったのは、小学生を中心に、幼児から中学生までの子ども34人と、その保護者26人の計60人。


講師は、郡山駅前に拠点を置く、スタジオダンスヘッドの講師でもあるRITSU先生。赤いシャツに、斜めにかぶったキャップの組み合わせが、いかにもヒップホップでイケてます。

 


まずは、音楽にあわせて、柔軟体操からスタート。しっかり伸ばして、ケガを予防します。


子どもたちの表情は真剣そのもの

 

今回の講座では、ヒップホップの基本的な動作を数パターン覚えて、それを組み合わせることで、一つの曲を踊りきることを目指します。「さあ、みんな楽しんでいこう!」。RITSU先生の言葉にあわせて、いよいよレッスンスタートです。


ステップ踏んで、体のばして、ワンツー、ワンツー。音楽に合わせて、体を動かすことで、徐々に緊張もほぐれていきます。







少しずつ慣れてくると、オリジナルのふりつけを考えて、二人で試す親子も。

いつもと違うノリノリのお父さんが、少し照れ臭いような、誇らしいような。



ダンスの良さは、理屈抜きに楽しいこと。

段々リズムにのってきて、みんななんだか楽しそう。




小さな子を抱えたお父さんも、一緒に踊ります。




ダンスは、締めのポーズも大事。どうやって、フィニッシュを決めるか、みんなで話し合って考えます。こんなやりとりも、なかなか楽しい。



さて、何度か繰り返して、一通りの振り付けを覚えたら、いよいよ、本番。音楽に合わせて、レッツダンス!

 


体育館いっぱいに、参加者みんなのステップが響きます。

 

 たった、1時間半のレッスンなのにみんなすごい一体感。ヒップホップしてますね〜。

 

 

そしていよいよ、曲も最後のワンコーラス。

みんな、準備はいいかい?

最後のポーズ、しっかり決めるぞ。

 

イチニ、イチニ、そして

 

フィニーッシュ!

 


決まった!

 

どう、このドヤ顔。




踊って、笑って、汗だくになって、あっという間にヒップホップ講座は終わりました。息子さんと参加した郡山市のお父さんは「結構、いい運動になるんですね。親子で踊る機会なんて初めてだったので、とても新鮮でした」と息を弾ませていました。

 


ダンスは敷居が高い?とんでもない。踊ることは本来、もっと身近で、楽しいもの。音楽に合わせて、夢中で体を動かしていたら、きっと誰もがウキウキするはず。自然とこぼれる親子の笑顔が、何よりの証拠です。

SCJは、これからも福島の子どもたちと地域の皆さんに「元気を届ける」活動を続けていきたいと思います!

(会津若松事務所・中村雄弥)


 

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