日本/東日本大震災/福島(公開日:2017.07.05)
【福島:放射能リテラシー(22)】福島県内の中学校57校にハンドブック「みらいへのとびら」を配布
セーブ・ザ・チルドレンは、2013年11月〜2015年12月末までに福島県内の中学校を中心に、のべ1,200人以上の子どもを対象に放射能リテラシーワークショップを実施しました。2016年4月には、その経験をもとに、放射能リテラシーハンドブック『みらいへのとびら』を作成しました。
10〜15歳くらいの子どもを対象に作成した本ハンドブックは、子どもがひとりで学ぶセルフワークブックとしても使えますが、学校の授業などでグループワークの一環として使うとより深い学びを得ることができると考えています。2016年度には、福島市、いわき市、楢葉町、双葉町の全公立中学校に、教員向けのワーク進行案等の活用資料とともに配布しました。
2017年度は、昨年度の各学校の活用状況をもとに、福島市、いわき市、楢葉町、双葉町の中学校、計57校へ配布しました。
(学校へ配布した『みらいへのとびら』と活用資料一式)
昨年度各学校へ配布したハンドブックは、理科の授業や、道徳、総合学習の時間に活用されています。例えば、理科の授業で放射線の単元を学習する際に、「放射能のこと、なにを知ればいいの?〜自分を守るために〜」の項目が、参考資料として使われているようです。
ハンドブックを授業で活用した先生からは、「放射線について、生徒たちにとって非常にわかりやすく説明が書いてあり、指導がやりやすかった。ワークでは、様々なケースについての話し合い活動ができ、生徒たちが考えを深めることができた。」「進行案を参考に付箋を使ってワークを行ったところ、生徒からいろいろな意見が出た。」「話し合いながらつかんでいく活動が多くてよい。」「生徒たちは、卒業後もこの冊子を開いて考えていくことができる。」といった声が届いています。
放射能リテラシーハンドブック『みらいへのとびら』は、こちら(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP内スタッフブログ)からダウンロード可能です。学校の授業や課外活動、また、子ども支援活動の一環としてぜひご活用ください。
(報告:東京事務所 佐々木)
<放射能リテラシー事業について>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、福島プログラムの一環として、2013年9月から放射能リテラシープロジェクトを始めました。このプロジェクトは、福島の子どもたちが、放射能について学び、話し合い、自分なりに考える力を養うことを目的としています。
10〜15歳くらいの子どもを対象に作成した本ハンドブックは、子どもがひとりで学ぶセルフワークブックとしても使えますが、学校の授業などでグループワークの一環として使うとより深い学びを得ることができると考えています。2016年度には、福島市、いわき市、楢葉町、双葉町の全公立中学校に、教員向けのワーク進行案等の活用資料とともに配布しました。
2017年度は、昨年度の各学校の活用状況をもとに、福島市、いわき市、楢葉町、双葉町の中学校、計57校へ配布しました。
(学校へ配布した『みらいへのとびら』と活用資料一式)
昨年度各学校へ配布したハンドブックは、理科の授業や、道徳、総合学習の時間に活用されています。例えば、理科の授業で放射線の単元を学習する際に、「放射能のこと、なにを知ればいいの?〜自分を守るために〜」の項目が、参考資料として使われているようです。
ハンドブックを授業で活用した先生からは、「放射線について、生徒たちにとって非常にわかりやすく説明が書いてあり、指導がやりやすかった。ワークでは、様々なケースについての話し合い活動ができ、生徒たちが考えを深めることができた。」「進行案を参考に付箋を使ってワークを行ったところ、生徒からいろいろな意見が出た。」「話し合いながらつかんでいく活動が多くてよい。」「生徒たちは、卒業後もこの冊子を開いて考えていくことができる。」といった声が届いています。
放射能リテラシーハンドブック『みらいへのとびら』は、こちら(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP内スタッフブログ)からダウンロード可能です。学校の授業や課外活動、また、子ども支援活動の一環としてぜひご活用ください。
(報告:東京事務所 佐々木)
<放射能リテラシー事業について>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、福島プログラムの一環として、2013年9月から放射能リテラシープロジェクトを始めました。このプロジェクトは、福島の子どもたちが、放射能について学び、話し合い、自分なりに考える力を養うことを目的としています。