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日本/東日本大震災/教育
(公開日:2016.06.27)

2016年度サントリー・SCJ水産業復興奨学金の給付が開始!!

 

2012年度からセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、東日本大震災で甚大な被害があった地域の水産高校の生徒へ「サントリー・SCJ水産業復興奨学金」をサントリーホールディングス株式会社と協働して給付しています。今年度は3県6校に在学する463名の生徒への給付が決定し、5月末日に第1回目の給付を行いました。

6月13日には、対象校の1つである宮城県水産高等学校にて奨学金贈呈式が行われ同校の3年生44名が出席しました。



【 生徒代表挨拶 】
5年前に起きた東日本大震災は、平穏な生活を営んでいた私たちに甚大な被害を与えました。現在に至っても仮設住宅での生活を続けざるを得ず毎日の生活に困難を強いられている者もいます。また、家庭の経済的基盤が不安定で高校生活に支障を来している者もいます。
震災後5年経ちましたが、未だ復興半ばの家庭が多くあります。奨学金は、卒業後仕事に生かすため、夏休みに行われる資格取得の受験料や教材購入、高校生活を続けるためのお金として有効に使わせていただきます。東北の復興にはまだまだ時間がかかると思います。私たちは感謝の気持ちを忘れることなく、水産業をはじめとする産業復興や、万が一他の地域で災害が発生した時には、率先して復興の担い手になることをお約束します。

  
  生徒代表挨拶の様子                                 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
                                                              理事    横山 英子

贈呈式が行われた、宮城県水産高等学校の第2グラウンドには現在も仮設住宅があります。また、校舎の建築についても当初の計画から1年遅れ、ようやく今秋から着工がはじまるようです。復興までの道のりはまだまだですが、生徒たちは商品開発や研究、部活動など様々な取り組みを頑張っています。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、将来地域の水産業を担っていく高校生が安心して高校生活を送れるように応援していきます。

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「サントリー・SCJ水産業復興奨学金」は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の主要産業、水産業において優秀な人材を育成することを目的としています。震災の影響によって学校へ通うことが経済的に難しくなった高校生に返還する必要がない奨学金を提供しています。

(遠野事務所:藤原 和歌子)


 

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