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日本/東日本大震災/教育
(公開日:2011.12.09)

「キリンSCJ『絆』奨学金」で農業を志す学生の夢と地域産業を支援(2011.12.09)

 
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、キリングループの支援により、返還義務の無い奨学金「キリンSCJ『絆』奨学金」を設立し、岩手県・福島県・宮城県内の県立農業高校などに在籍する高校生を対象に、10月31日より奨学金の給付を開始しています。11月10日には奨学金を給付する高校生が在籍する高校のひとつである宮城県農業高校にて贈呈式を行いました。

               キリンビバレッジ社大谷美治東北地区本部長(左)よりメッセージを受けとる生徒代表の平山知幸さん

贈呈式当日は、キリンビバレッジ株式会社 大谷美治東北地区本部長、SCJ 横山英子理事が出席し、宮城県農業高校の白石喜久夫校長と受給生徒代表の平山知幸さんからご挨拶をいただきました。
奨学金の受給者代表の平山知幸さん(高3)は、「震災後、将来に役立つ研究をしたいと思う気持ちが強くなり、大学進学を希望していましたが、親に負担をかけると思っていました。今回の奨学金は返済義務が無いので、将来に向けて思い切り学業に励めます」と夢を語ってくださいました。

                                 奨学金受給者に激励のメッセージを送る白石喜久夫校長先生

白石校長からは「このたび、28名の生徒が奨学金を受給することになり、キリングループ及びセーブ・ザ・チルドレンの支援に感謝いたします。私自身も高校、大学と奨学金で卒業しました。いつか園恩を返したいという気持ちで教職の道に進みました。皆さんも、この恵まれた環境を活かして、いつか支援してくれた周りの人たちに恩返しをするつもりで、学業に励んでください。意思ある心に道は開ける、自らの道を自ら開く、精神で高校生活を頑張ってほしいと思います」と激励のメッセージをいただきました。

             学生にメッセージを送るキリンビバレッジ社大谷美治東北地区本部長(左)とSCJ横山英子理事(右)

甚大な被害をもたらした東日本大震災は、地元の農業にも大きな打撃を与えただけでなく、将来農業を志す高校生たちの教育環境へも深刻な困難をもたらしました。「キリンSCJ『絆』奨学金」は、キリングループの「復興応援 キリン絆プロジェクト」活動の一環としてSCJと協働で設立されました。将来、農業を志す生徒のみなさんが学業に明るい未来を見出せること、東北地方に受け継がれてきた豊かな農業を未来につなげていく期待が込められています。セーブ・ザ・チルドレンはキリングループのご支援によって、子どもたちの支援を継続していきます。

(報告:広報 佐藤則子)

◆キリンビバレッジ東日本大震災の復興応援についてはこちら
http://www.beverage.co.jp/csr/activity/kizuna/

 

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