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〜i.club@KESENNUMA 2012 WINTER 活動報告(1)〜(2013.1.16)

日本/東日本大震災/教育
(公開日:2013.01.16)

「高校生がデザインする新しいドライフード」
〜i.club@KESENNUMA 2012 WINTER 活動報告(1)〜(2013.1.16)

 

ソニー株式会社とセーブ・ザ・チルドレン協働の東日本大震災復興支援プロジェクト「RESTART JAPAN」で支援しているi.clubは2012年7月〜10月に開催された「高校生がデザインする新しいOh!BENTO!」の活動に引き続き、新しい高校生部員と「気仙沼の高校生がデザインする新しいドライフード」というテーマで2012年12月〜2013年3月末にかけて活動を始めました!
この活動では気仙沼市の高校に在籍する子どもたちが、地元の方々に行ったインタビューやフィールドワークから、地元気仙沼の隠れたドライフードの魅力を発掘し、新たな産業の可能性を見出すことに挑戦します。
今回は2012年12月15日に行われたスペシャル回の様子を進行役を務めるi.club Leader柴田さんに伝えて頂きます。


2012年12月15日(土)スペシャル回「気づく:ドライフードの可能性を知る」

ドライフードのわくわくするような可能性を知ろう!

今回i.clubが3か月をかけて取り組むテーマ“ドライフード”、わかるようでわからない、そもそも新しいドライフードなんてできるの〜そんな“〜”がみんなの頭をよぎる中、このスペシャル回が行われました。“ドライフード”の定義から始まり、チーム対抗のゲーム、そしてスペシャルゲストの方々から、ドライフードのそのものの可能性、そしてドライフードと気仙沼の関係まで、わくわくするようなお話しをたっぷり伺いました。最後にチーム名を決め、i.club@KESENNUMA 2012 WINTER、本格始動です!











みんなの知っている“ドライフード”って?

まずは今回の“ドライフード”の定義から。ドライフードは、「チルド(冷蔵・冷凍)の必要のないもの」であり、日本語でいう乾物(=水分を抜き乾燥させた食品)よりも広い意味のものです。この定義を頭に刻み込んだうえで、2つのワークを行いました。
1つ目は、「自己紹介:私とドライフード」です。自己紹介一つとっても、普通にはやらせてもらえないのがi.club!自分の好きな、もしくは思い出に残っているドライフードを一緒に紹介することが条件です。わかめをヨーグルトに入れる、なんてびっくり発言も飛び出したり、アメリカに住んでいるときに両親が日本から味噌汁のもとを送ってくれたという話しから、ドライフードは海も越えるような可能性を再認識しました。
2つ目は、「ドライフード言えるかな?」。これはチーム対抗で、できるだけ多くのドライフードを挙げるゲームです。冒頭でいわれた定義を意識すると、他のチームに勝てるかも!?結果発表では各チームのみんながあまりにたくさん挙げたので時間切れ!全チーム引き分けでした。みんなドライフードにさまざまな食材や加工方法があることを実感できたようです。


家森幸男先生(日本かんぶつ協会会長)「世界を変えるドライフード」


ゲームで盛り上がった後は、スペシャルゲストの家森先生から、「世界を変えるドライフード」と題して、お話しして頂きました。ここでもただお話しを聞くだけでなく、「今日いない学校の友達に伝えるとしたら、抑えるべきポイントは?」ということを意識してメモを取りながら聞いてもらいました。このように積極的な姿勢で人の話しを聞くのもワークショップで大切なことの一つ!先生から世界中の食生活と人間の健康との関わりの話しを聞き、ドライフードが人の健康に対して果たすべき重要な役割があると学びました。



斉藤和枝様(株式会社斉吉商店専務)「気仙沼とドライフード」

気仙沼の斉吉商店専務、斉藤和枝さんから、なぜ今気仙沼でドライフードなのか?というお話しをして頂きました。気仙沼には昔豊富なドライフード文化があったものの、チルドによる運送技術の発達により、「生で新鮮な食材を届けること」へ注力したために、ドライフード文化がしだいに廃れていったそうです。しかし本当に気仙沼の食材を発信していくには、チルド食品だけではいけないこと、さらに震災を受けて、電気がなくても保存できるドライフードの重要性を感じたことを聞きました。高校生たちは、斉藤和枝さんのお話しから、改めて今回i.clubでドライフードをテーマとすることの意味と可能性を感じているようでした。


共通点からチーム名を考えよう!

最後に、これから3月まで一緒に活動していく仲間と一緒にチーム名を考えます!メンバーの共通点をできるだけたくさん挙げる「共通点探しゲーム」を通して発見した共通点をもとにチームを名を考えました。
「近眼鰹」「さわら兄弟」「GMW(Going My Way)」「LOVEイカホーヤ」と、ユニークなチーム名が出そろいました!















いいね!ツリーを育てよう

今回からの新しい試みとして、「いいね!ツリーを育てよう」が始まりました。各チームには、枝だけの木が書かれた『いいね!ツリー・シート』が一枚ずつ渡され、そのシートに一人ずつ「今日チームとしてよかったと思うところ」「他のメンバーの褒めポイント」をポストイットに3つ以上書き、ツリーに貼っていきました。



ポストイットがまるでカラフルな葉っぱのようで、みんながお互いに対していいね!と思ったことでツリーが鮮やかに成長するは見ていてウキウキします!今後ワークショップでは毎回このツリーを育てていきます。終わるころには、いいね!の葉っぱで埋め尽くされたツリーが育っていることでしょう
このわくわくを携えて次回は実際に外に出てフィールドワークを行います。

(文責・写真©i.club)

【過去のi.clubの活動の様子はコチラ】
気仙沼の中高生からはじまる地元密着イノベーション・クラブi.club始まります
気仙沼に中国から高校生30人がやってきた!」i.club活動報告(1)
高校生がデザインする気仙沼の新しいOh!BENTO!」i.club活動報告(2)
高校生がデザインする気仙沼の新しいOh!BTNTO!」i.club活動報告(3)


(報告:仙台事務所 宮川淳 )


 

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