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日本/東日本大震災/教育
(公開日:2012.06.06)

学校の元気が、地域の元気になる〜石巻市立釜小学校ランチ支援(2012.6.5)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)はロックアーティストB'zさんの支援により、石巻市立釜小学校の行事の際の昼食を提供しました。

4月9日(月) 入学式
入学式の日、2年生から5年生は午前の授業で終わりましたが、6年生は新1年生に釜小学校を紹介するという大役が控えていました。
SCJで提供したおにぎりや野菜ジュースを食べ、6年生は午後の入学式に臨みました。そして、五十余名の新1年生を前に、呼び掛けや鼓笛演奏を行ないました。その堂々とした演技に、ちょっと飽きていた1年生の目が輝き、来賓席からも笑いと大きな拍手が起こっていたようです。

4月21日(土) 学習参観
新年度に慣れてきたこの頃、学習参観がありました。
より多くの保護者の方に子どもたちの元気な活動の様子を見て頂きたく、土曜日に設定した学習参観でしたが、休日のため学校給食は用意されておらず、SCJでランチを提供しました。
当日子どもたちは、ハムカツサンドや野菜ジュース、みかんヨーグルトを食べ、全学年元気に学習参観を迎えていました。保護者の方々もたくさん来校いただけたようです。

5月19日(土) 運動会
青く晴れたさわやかな空の下、春の運動会が実施されました。

前日の雨のため延期も心配されましたが、無事開会し、
午前中は徒競走や、綱引き、騎馬戦など多くの競技が実施されました。









ランチの時間、子どもたちは各教室に戻って昼食をとりました。この日はドーナツや冷凍パインを提供しましたが、朝から暑かったために、ひえひえの冷凍パインがとてもおいしそうでした。

お昼の休憩中、土井校長先生からお話を伺うことができました。
先生は『本当の復興には「生徒や職員の精神の復興」、「学校の学習環境の復興」、「学校が地域に貢献できる環境の復興」が必要である。みんな一度に、完全に復興とはならないが、こうして運動会が開催でき、子どもたちの歓声が響き、地域の人たちに喜んでもらい元気づけることが出来て、本当に嬉しい。』とおっしゃっていました。
校庭では、午後の競技を控えた子どもたちの大きな声が響いていました。


午後は恒例の鼓笛隊パレードがあり、観覧に来ていたお客さんから、拍手と歓声があがっていました。
最後は全学年代表による、赤白対抗リレーが行われました。赤白各2チームの代表により、抜きつ抜かれつの大勝負が繰り広げられ、全校生徒をはじめ会場のお客さん全員が、惜しみない声援を送り続けていました。
リレーは最高の盛り上がりを見せて、運動会の全プログラムが無事終了しました。

子どもたちと先生方、地域の方々の明るい笑顔に触れて、お昼に校長先生からうかがった言葉を思い出していました。私たちも運動会の実現に僅かながら協力することが出来て、本当によかったと思いました。

(仙台事務所・斎藤)


 

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