日本/東日本大震災/教育(公開日:2013.06.27)
プロ野球OB選手がやってきた!
『心をつなぐキャッチボールプロジェクト in 亘理町立荒浜小学校」(2013.06.27)
2013年6月6日、宮城県亘理町立荒浜小学校でプロ野球OB選手による『心をつなぐキャッチボール教室』が行われました。このプロジェクトは、昨年、クリネックススタジアム宮城で行われた「サントリー ドリームマッチ 2012 in 東北」でサントリーホールディングス株式会社からセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付を頂いたチャリティ基金をもとに開催されました。
亘理町立荒浜小学校は東日本大震災の地震と津波の影響で、震災後は他の学校の一部を借りて授業を行っていましたが、2013年4月に改修工事を終えた本校舎での学校生活がようやくスタートしたところです。
■プロ野球OB選手の登場に大興奮!
東北の子どもたちを応援する気持ちで今回参加してくれたOB選手はなんと8名!
WBCサムライJAPAN前監督の山本浩二さんをはじめ初代楽天ゴールデンイーグルス監督田尾安志さん、遠藤一彦さん、駒田徳広さん、宮本和知さん、吉村禎章さん、高橋雅裕さん、久保文雄さんがこの日のために全国から荒浜小学校へ集まってくれました。
間近でみる選手たちの身体の大きさに、子どもたちはもちろん、先生たちや観覧に来た保護者の方々も驚きを隠せません!
■ボール1000個を亘理町の学校へ寄贈
このキャッチボールプロジェクトでは野球経験の少ない子どもたちも安全に楽しめるように開発されたキャッチボール専用球「ゆうボール」を使用します。授業の冒頭ではこの「ゆうボール」を学校で使ってもらうために、山本浩二さんと田尾安志さんから亘理町へ1000個寄贈されました。
■いよいよキャッチボール教室の開始!
まずはボールの正しい握り方などを選手におそわり、「プロ野球選手も同じ握り方をするんだよ」と言われた子どもたちは「おおー!」と盛り上がっていました。
8人の選手たちの前に列を作った子どもたちは、次々にボールを投げ込み、「よし!ナイスピッチ」、「もっと腕を振ろう!」などと声をかけてもらいキャッチボールを存分に楽しんでいる様子でした。
■最後は全員とハイタッチ!!
「一日でも早く、みんなの笑顔を取り戻したい」(山本浩二さん)
「野球界のみんなが復興を応援しているという気持ちが少しでも伝わってほしい」(田尾安志さん)
授業の最後には、各OB選手から子どもたちへのエールが贈られて全員とハイタッチで終了となりました!
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンはこれからも東北の子どもたちが元気になる活動を応援していきます。
【サントリー ドリームマッチ 2013 in 東京ドームの開催概要はコチラ】
(報告:仙台事務所 宮川淳)