日本/東日本大震災/教育(公開日:2011.09.12)
音楽とみんなの笑顔 (2011.9.12)
ジャパンプラットフォームからの助成金にて、宮城県と岩手県で被災した子どもたち(小学校・中学校)を対象に学用品の配布を実施しています。そのうちの岩手県の二つの学校、釜石市鵜住居小学校と白山小学校の音楽の授業を今回のブログで紹介したいと思います。
釜石市鵜住居小学校は校舎の3階まで津波の被害を受けましたが、日頃から力を入れていた避難訓練にて子どもたちは無事に津波から避難することができました。
そんな鵜住居小学校の低学年の子どもたちは双葉小、そして高学年の子どもたちは小佐野小学校に分かれて現在授業を受けています。JPFからの助成を受け、リコーダーを193個配布し、今回の訪問では4年1組の音楽の授業にて素敵な演奏会を披露していただきました。
一人一人にいきわたったリコーダーで「猫吹いちゃった」「笛星人」など数々の曲を披露してくれました。菊池先生の明るいリードで子どもたちの個別コンサートも開催!リコーダーの演奏に合わせて笑って、踊りも披露!
それを見て笑って転げる子どもたちも続出。
白山小学校には計6台のキーボードを提供しました。そんなキーボードを中心に活躍するのが現在白山小学校の「ヒーロー」的存在の洞口 信太朗先生と片山 悦子先生のキーボードの演奏に合わせて軽やかに歌っていただきました。
また、私たちが訪問した前日(8月17日)の始業式でキーボードを校歌斉唱の際に使って頂いたとのことでした。
このように1日・1時間でも多く被災地の学校に子どもたちの歌声や演奏が聞こえると同時に、子どもたちの笑顔も増えるのを心から願いつつセーブ・ザ・チルドレンは活動を継続します。