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日本/東日本大震災/教育
(公開日:2014.02.10)

3D映像の仕組みや目の働きについて学ぶ「3Dワークショップ」 ソニー・サイエンスプログラム@福島 2(2014.2.10)

 

12月17日に引き続きRESTART JAPAN(ソニー株式会社、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)は、12月18日に会津若松市立永和小学校で「3Dワークショップ」を開催しました。

永和小学校の6年生の皆さんといっしょに、3D映像の仕組みや目の働きについて学び、ひとりひとり3Dミラーゴーグルを製作しました。


 

【3Dってなんだろう?】

まず初めに最近は映画やゲーム機でも取り入れられている3Dについて学びます。
3D(=3ディメンション)とは日本語で三次元を意味しています。ソニーの山崎さんの講義では、人は、遠近感や距離感、光や影、視差、経験など、脳によって奥行きを認識していることを説明してもらいました。この中でも視差(右目と左目で見える像の違い)については、顔の前で指を重ねて見たり、片目を覆ったサングラスをかけてキャッチボールを行ったりして、実験をしながら体験することができました。
また、3D映像を見るには様々な方法があり、今回は一般的な4種類の方法について説明してもらいました。これらは、視差の仕組みを工夫して利用することで、脳に立体感を認識させていることを学びました。


 

【3Dミラーゴーグルをつくろう!】

続いてひとりひとりが工作で3Dミラーゴーグルをつくります。プラスチックの板に鏡を複数枚貼り付けていき、プラスチックを折り曲げてゴーグルの形に組み立てていきます。鏡を正しい位置に貼らないと、ゴーグルの形にした時にうまく組みあわないので、線に沿ってまっすぐに鏡を貼って行きます。
組立が完了した子どもたちは、シール等を使って自分のゴーグルをきれいに、カッコよくデコレーションしました。



 

【立体的に見えるかな?】

全員が3Dミラーゴーグルを作り終わるといよいよ、そのゴーグルを使って写真が立体的に見えるかの実験です。子どもたちは右目用と左目用の2枚の写真を机に並べ、それを上から見ていきます。ゴーグルの確度を少しずつ変えていき、右目と左目で見ているものが中央でうまく重なると写真が立体に見える仕組みです。
上手く立体的に見えた子どもたちは、「わー!飛び出してる!」と大はしゃぎでした。

 


授業終了後には、休み時間を使って3D体験コーナーを小学1年〜5年生の子どもたちにも楽しんでもらいました。先に3Dワークショップを受けた6年生は、他の学年の子どもたちのサポートをしたり、3Dの仕組みについて教えてあげていました。
 


永和小学校のみなさんととても楽しい時間を過ごすことができました。
RESTART JAPANはこれからも東北の子どもたちに科学の楽しさを伝えるために、ソニ
ー・サイエンスプログラムを開催していきます。



(報告:仙台事務所 宮川 淳)




 

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