日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2013.03.25)
〜地域の遊び場づくり〜「想像する遊び」編(2013.3.25)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、2011年3月以降、子どもたちが遊び、学び、発達するための安全、且つ保護的な環境づくりを進めてきました。そして昨年9月より、石巻市内で新しい活動「地域の遊び場づくり」を始めています。
「地域の遊び場づくり」では、養育者のみなさんが仮設住宅集会所を利用して集まり、乳幼児のいろいろな遊びを楽しんだり、養育者同士で気軽に情報交換をしたり、交流したりする機会をつくっています。この活動は、養育者のみなさんが運営していくことを目指しており、活動日や時間、活動に必要な備品の管理なども養育者のみなさんが行うことになっています。
また、本活動では緊急時に避難所で実施していた「こどもひろば」の流れを引き継ぎ、子どもの遊びを5つに大別しています。発達の視点から各テーマ毎に「遊び」を楽しんでいます。(5つの遊び:「体を動かす遊び」「想像する遊び」「創作する遊び」「手を使う遊び」「コミュニケーションを用いる遊び」)
初回の「体を動かす遊び」に続き、第2回は「想像する遊び」でした。
今日はその活動の様子についてご紹介いたします。
※事業概要は以前の記事(「いっぱい遊んで大きくなろう〜始まっています!地域の遊び場作り!!〜」)をご覧ください。
■想像する遊び
「想像する遊び」とは、子どもたちの想像する力の発達へ働きかける遊びです。ここでは、子どもたちの社会で生きていくためのスキルや自尊心を伸ばすこと、また自分の経験を表現して周囲の世界の理解を深めていくことが期待されます。例えば、絵本や紙芝居の世界をイメージする事で登場人物の気持ちを想像したり、パネルシアターを使って先のことを想像することの楽しみなどを体験します。今回、「想像する遊び」のプログラムは、“読み聞かせボランティアどんぐりころころさん”をお招きして実施しました。
<はじまるよ!>
初めは、お母さんのお膝の上で何が始まるのかな?と様子を伺っています。
<ころころパンダ ゆらゆらパンダ>
絵本が始まると興味津々♪
ゆらゆらパンダ、ころころパンダ2冊の絵本の掛け合いでお話しが進んでいきます。
お話しの続きが気になるなぁ〜。
<もりのおふろ>
あれ?絵本が大きくなった!!
大きな絵本だからお風呂も大きい。みんなでお風呂、楽しそうだね☆
<風船>
はじめてのパネルシアター。
みんなで想像してみましょう。次は誰の風船かな?
<風かぜふいてこ>
最後はスカーフ遊び。
「か〜ぜかぜ♪ふいてこ〜♪」とみんなで歌いながら、スカーフを上下に動かします。
本当に風が吹いているみたいで面白いね☆
このようにSCJは活動の応援役として、5つの遊びを順番に、地域の団体などと一緒に、子どもたちと養育者のグループへお届けしています。発達の視点をもって普段の子どもたちの遊びを見直したり、あまりやったことのない新しい遊びに出会ったり…、すこしの工夫で普段の生活やグループの活動でも取り入れられる遊びの幅を広げるヒントをお伝えしています。月齢が低く一人遊びが中心の子どもたちも、お互いの存在を気にかけながらそれぞれの遊びを楽しんでいるようです。
次回は「創作する遊び」の報告を致しますので、どうぞお楽しみに !
(仙台事務所 勝又萌子)
「地域の遊び場づくり」では、養育者のみなさんが仮設住宅集会所を利用して集まり、乳幼児のいろいろな遊びを楽しんだり、養育者同士で気軽に情報交換をしたり、交流したりする機会をつくっています。この活動は、養育者のみなさんが運営していくことを目指しており、活動日や時間、活動に必要な備品の管理なども養育者のみなさんが行うことになっています。
また、本活動では緊急時に避難所で実施していた「こどもひろば」の流れを引き継ぎ、子どもの遊びを5つに大別しています。発達の視点から各テーマ毎に「遊び」を楽しんでいます。(5つの遊び:「体を動かす遊び」「想像する遊び」「創作する遊び」「手を使う遊び」「コミュニケーションを用いる遊び」)
初回の「体を動かす遊び」に続き、第2回は「想像する遊び」でした。
今日はその活動の様子についてご紹介いたします。
※事業概要は以前の記事(「いっぱい遊んで大きくなろう〜始まっています!地域の遊び場作り!!〜」)をご覧ください。
■想像する遊び
「想像する遊び」とは、子どもたちの想像する力の発達へ働きかける遊びです。ここでは、子どもたちの社会で生きていくためのスキルや自尊心を伸ばすこと、また自分の経験を表現して周囲の世界の理解を深めていくことが期待されます。例えば、絵本や紙芝居の世界をイメージする事で登場人物の気持ちを想像したり、パネルシアターを使って先のことを想像することの楽しみなどを体験します。今回、「想像する遊び」のプログラムは、“読み聞かせボランティアどんぐりころころさん”をお招きして実施しました。
<はじまるよ!>
初めは、お母さんのお膝の上で何が始まるのかな?と様子を伺っています。
<ころころパンダ ゆらゆらパンダ>
絵本が始まると興味津々♪
ゆらゆらパンダ、ころころパンダ2冊の絵本の掛け合いでお話しが進んでいきます。
お話しの続きが気になるなぁ〜。
<もりのおふろ>
あれ?絵本が大きくなった!!
大きな絵本だからお風呂も大きい。みんなでお風呂、楽しそうだね☆
<風船>
はじめてのパネルシアター。
みんなで想像してみましょう。次は誰の風船かな?
<風かぜふいてこ>
最後はスカーフ遊び。
「か〜ぜかぜ♪ふいてこ〜♪」とみんなで歌いながら、スカーフを上下に動かします。
本当に風が吹いているみたいで面白いね☆
このようにSCJは活動の応援役として、5つの遊びを順番に、地域の団体などと一緒に、子どもたちと養育者のグループへお届けしています。発達の視点をもって普段の子どもたちの遊びを見直したり、あまりやったことのない新しい遊びに出会ったり…、すこしの工夫で普段の生活やグループの活動でも取り入れられる遊びの幅を広げるヒントをお伝えしています。月齢が低く一人遊びが中心の子どもたちも、お互いの存在を気にかけながらそれぞれの遊びを楽しんでいるようです。
次回は「創作する遊び」の報告を致しますので、どうぞお楽しみに !
(仙台事務所 勝又萌子)