日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2011.05.13)
GW"夢とらっく劇場"6日間で1,000人以上に。現地ボランティアの声とともにご紹介します(2011.05.13)
今回の記事は、先日開催した「夢とらっく劇場」のボランティアとして参加してくださった方からのメッセージをお届けします。
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5月5日こどもの日。
『夢とらっく劇場』の運営に参加しました。会場は、石巻市立大街道小学校の校庭です。周辺の家々の道路沿いは、まだかたづけ清掃をしていて、厳しい状況が続いていることを感じます。小学校も、まだ避難所となっていて、地域の生活の場になっていました。
先月まで、ここで「こどもひろば」が開かれていたと聞きました。会場に到着してすぐ、設営準備にとりかかるスタッフには活気がみなぎっていました。
さて開場。たくさんの子どもたちや、孫のためにというお年寄りも集まり、エコバックに入れたお菓子や飲み物などが配られていきます。
そして、自分たちでつくる段ボール製の椅子のキットを手に、会場内で子どもも大人も一緒になって、椅子づくりに取り組みます。
完成したころ、「セロ弾きのゴーシュ」の劇が始まりました。
4トントラックの荷台でにぎやかに軽やかに、笑顔がいっぱい。楽しい劇が進みます。
観客の子どもたちがステージに上がり、出演者と一緒に合奏する場面では、わたしも自然に手拍子をしていました。
今回「夢とらっく劇場」に参加してみて、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの活動には、とてもとても多くの方々が関わっていることに驚きました。全員の思いと総力で"夢トラック"が走ってきたんだな~と。
6日間の旅を終えた最終日、よく晴れた「温かい」一日でした。
ボランティアAさん(東京都より参加)記
写真:?ZETS/Save the Children Japan
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避難生活を送るなかでも、子どもたちとその家族に、ゴールデンウィーク・こどもの日を楽しんでもらいたい。その思いから開催した、子ども参加型イベント『夢とらっく劇場』。
釜石市・山田町・陸前高田市、名取市・東松島市・石巻市。どの会場も、「こどもひろば」を開設運営してきた縁の地域です。連日約180人、6日間で1,000人以上の子どもたちや家族が集まり大盛況となりました。
これからも様々な活動に取り組むスタッフの声をお伝えしてまいります。