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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2012.06.12)

石巻市鹿妻保育所の保育室、石巻市向陽地区放課後児童クラブの建設が始まりました!!(2012.6.12)

 


宮城県石巻市にある保育所は、昨年の震災により9施設が使用できない状況となり、現在もなお他の公共施設や使用可能な保育所を使用して保育を実施しています。このような中で、渡波保育所は近郊の鹿妻保育所の一時保育室を借用し、保育運営を行っていますが、鹿妻保育所の定員数110名に対し、現在134名の子どもたちが入所しており、子どもたちが健全に生活するための保育環境の改善が必要な状況にあります。加えて、現在一時保育事業の休止や現状で受入れが出来ない子どもが生じているなどの課題を抱えています。そうしたことから、石巻市の依頼を受け、鹿妻保育所敷地内に保育室の建設が始まりました。
鹿妻保育所の保育室の建設は、5月の上旬から始まり、6月の下旬に完成予定です。完成した保育室には、今年度は1歳児の子どもたちが生活を送る予定になっています。

鹿妻保育所の敷地内に保育室を建設します。



子どもたちはコンクリートミキサー車の登場に大興奮。職人さんたちが足跡をつけないで、コンクリートを流す職人技に子どもたちは目が釘付けでした。


上棟も終わり、屋根の工事も始まりました。


鹿妻保育所の子どもたちは、毎日工事の進捗状況を楽しみながら、新しい保育室ができるのを心待ちにしてくれています。

宮城県石巻市では、保育所同様に放課後児童クラブでも、昨年の震災により2つのクラブ室が使用できない状況となり、現在、他のクラブ室を共同で使用しながら運営を行っています。
このような中で、向陽地区放課後児童クラブは、被災地域からの転居や仮設住宅が建設される等、人口の増加に伴う児童数の増加により、児童クラブ室の環境改善が必要になりました。これまで、小学校の余裕教室を活用して児童クラブを運営しておりましたが、専用教室を建設することにより、従来の利用可能児童数45名を63名に増員し、18名多く受け入れることができるとともに、今までなかった市内の指導員の方々の研修や交流の場を確保することができます。

向陽地区放課後児童クラブの建設は、5月下旬から始まり、7月中旬に完成予定です。




向陽小学校の校庭のこの場所に向陽児童クラブが建設されます。


基礎工事が始まりました。


土台ができ始めてきました。あそこが玄関かな?と子どもたちの想像も膨らみます。


一日でも早く建設が完了し、子どもたちと保育者、指導員の方々が新しい保育環境で、のびのびと生活が送れるよう、今後も行政の方々と協働しながら建設を進めていきます。
(報告:仙台事務所 櫻庭)




 

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