日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2015.06.10)
【宮城:学童(4)】名取市に新しい学童保育施設ができました!
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)では、震災以降、学校再開後の子どもたちの放課後の居場所づくりの一環として放課後児童クラブ(通称:学童保育)に対するサポート事業を行っています。昨年より、より良い子どもたちの放課後の保育環境をつくるため、イケア・ジャパン株式会社の支援のもと宮城県名取市に「名取市下増田児童厚生施設」を新築し、さる5月23日(土)に贈呈式が行われました。
この施設で活動する名取市下増田放課後児童クラブは、これまで本施設に隣接する市立下増田幼稚園で活動していましたが、ここ下増田地区には、震災後、県外からの転入も含めて、子育て世代が多く移り住んできた結果、より充実した放課後の子どもたちの居場所が新たに必要となってきました。
このため、名取市とイケア・ジャパンはこのような状況を改善すべく、下増田地区に新たな活動場所の建設を企画。その後、2011年から被災地で学童支援を展開しているSCJがこの企画に参画して、2014年12月から建設が始まり、本年5月に完成しました 。現在114名の児童が放課後児童クラブの活動場所として利用するほか、乳幼児親子の地域の居場所としてのスペースもあり、市の新たな子育て支援拠点となることが期待されています。
完成した下増田児童センターの外観
イケア・ジャパン株式会社副社長ヴィーナネン氏(右から2番目)も出席
サプライズで企業から子どもたちにソフトトイ(人形)のプレゼント!
いざ!初めて自分たちの児童センターへ。綺麗な内装と広い空間に歓声が上がります
SCJは、名取市の子どもたちと児童厚生員がのびのびと生活が送れるよう、地域の方々と協働しながら応援していきます。
(報告:東京事務所 鈴木)