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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2012.04.06)

バードコールで鳥と遊ぼう (2012.4.6)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は保護者が働いている小学生の放課後の保育を担当する「放課後児童クラブ(通称、学童)」と共に、震災以来、子どもたちが安心して遊び、学び、成長するための活動を進めてきています。今回は学童保育指導員サポートの一環として、3月21日に岩手県釜石市の2学童で行われた出前講座のご報告をさせていただきます。


今回は、昨年夏休みからご協力いただいている株式会社東急ハンズによる「ハンズヒントクラブ」でバードコールづくりを開催しました。「バードコール」は鳥を呼ぶための道具で、身近なものを使って簡単につくることができます。昨年、岩手県山田町・陸前高田市の学童で実施した際にも、指導員の先生たちからも「夏休み中の工作にぴったり!」という声もあり、また子どもたちもとても喜んでいました。そこで今回、釜石市内で希望のあった2つの学童での開催が実現し、午前中は45名、午後は23名の子どもたちが参加しました。


まずは、東急ハンズさんによる自己紹介と始まりの挨拶です。
子どもたちの元気な挨拶に会場は和やかな雰囲気に包まれました。やる気満々の笑顔がいっぱいです。


作り方の説明を聞きながら、真剣に取り組む子どもたち。
ねじがきつくて入らないと苦戦している低学年の子たちを、上級生が手伝ってくれる場面もありました。
 


色とりどりのスタンプの絵柄を押し「自分の名前を2か所に入れてみたよ」「大好きなハートマークいっぱい押せた」など多くの子どもたちが工夫して作った絵柄を見せにきてくれます。
 



完成した後、部屋中に鳥の鳴き声(?)が響き渡りました。自分でつくった「バードコール」で、屋外で実験してみた子どもたちは、「あっ!カラスが動いた!!」「来て来て、トンビが近くに来たよ!!」と早速教えにきてくれました。
 


 

自分で作ったモノは、やはり購入したモノとは違う意味がありますし、日々の生活のなかで「お気に入り」が増えたことにより、子どもたちの満面の笑顔が広がり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
SCJでは子どもたちの放課後の居場所の一つである学童保育に対して、今後も保育の充実をはかり、子どもたちの遊びや学びを促す活動を提案していきます。


(報告/遠野事務所 釜台 いく子)


 

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