日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2011.04.25)
週末の「こどもひろば」の様子(2011.04.25)
4月23日、土曜日。「こどもひろば」のある岩手県陸前高田市は雨でした。室内でできる遊びを「こどもひろば」のみんなと一緒に考えました。
まずは、みんなで絵を描きました。
マンガのキャラクターのほかに、子どもたちがスタッフの似顔絵も描いてくれて、スタッフは大感激でした。
お絵描きの後は、からだを動かす遊びです。みんなで決めて「だいこんぬき」をやることになりました。
輪になって手をつなぎ、腹ばいになり、しっかりつかまり合います。
その周りから、オニが足を持って、ひっぱります。
抜かれたら負け。抜かれないよう、しっかり手を握りあって頑張るのです。
ルールもちゃんとみんなで決めてあります。
大人の大根を抜くときは、子ども3人でやっていいこと。
ズボンをひっぱってはいけないこと。
抜かれそうでも、足を曲げてはいけないこと、などなど。
みんなで、力いっぱい遊びました。
実は、この「こどもひろば」はこの日で最後でした。避難場所がかわり、被災者の皆さん、引っ越しをされるので、「こどもひろば」も最後だったのです。
最後に子どもたちが模造紙に寄せ書きを書いてくれました:
「みんなで遊べるところ! みんな仲良く。 楽しいところ。」
「楽しかったことは?」
「鬼ごっこ、おおなわ、だいこんぬき、知恵の輪、お絵かき、粘土・・・」
学校が始まったり、避難所がかわったり、これからも色々なことを受け入れていかなくてはならない子どもたち。力いっぱい毎日を生きて過ごしていく、その力を信じて、その気持ちに寄り添って、これからもセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、被災地でさまざまな形で、子どもたちのために活動していきます。
写真撮影:Save the Children Japan