日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2015.10.14)
【宮城:学童(7)】「夏の出前講座 〜『プラモデル作り』と『化学実験』で思い出を〜」
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)では、子どもたちが楽しく過ごすことができるよう学童保育支援を行っております。その一つに、企業が放課後児童クラブ(以下、学童保育)に出張して子どもたちと一緒にワークショップなど行う「出前講座」があります。今年の夏は、宮城県名取市と東松島市の3つの学童保育施設で出前講座が実施されました。
◆『子どもたちが楽しかったと、とても喜んでいました』(協力:株式会社バンダイナムコホールディングス)
名取市の下増田放課後児童クラブの子どもたちを対象に「プラモデル作り」を行いました。午前午後の合計2回実施(子ども56名、児童厚生員2名参加)。内容は、一人最大2つプラモデル工作をしました。時間切れで2つ完成しなかった場合でも、持ち帰ることができました。
<当日の様子>
〜子どもたちの声〜
「ちょっとむずかしかったけど楽しかったです。ありがとうございました。」
「初めてプラモデルをやったぼくにもしっかりと教えてくれて上手にできました。」
◆『野菜でも電気が通るとわかった』(協力:ランクセス株式会社)
東松島市にて午前野蒜小放課後児童クラブ、午後あおぞら放課後児童クラブの子どもたちを対象に「やさいやフルーツで電池をつくろう」という実験教室を実施(子ども合計30名、学童指導員(※)4名参加)。内容は、フルーツや果物を適当な大きさに切ったものに「くぎ」や「アルミ板」等を差し込み、電気が流れるかどうか試してみるというもの。色々なパターンを考え、上手く電気が流れると電線を繋いだ先にあるオルゴールが鳴ります。
<当日の様子>
〜子どもたちの声〜
「(電気測定器で)大きい数字が出ると、オルゴールが鳴ることがわかった!」
「木のスプーンは電気通さないみたい」
「大根より、レモンの方が電気の流れがいい」
夏休み中は「1日保育」として、多くの学童保育施設は朝8時から19時まで開所しています。長い一日の中で、少しでも楽しい「夏の思い出」ができたことを祈ります。
※放課後児童支援員等のこと
(報告:東京事務所 鈴木)