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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2013.09.21)

〜地域の遊び場づくり〜「交流会」編(2013.9.20)

 
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、2011年3月以降、子どもたちが遊び、学び、発達するための安全、且つ保護的な環境づくりを進めてきました。そして昨年9月より、「乳幼児の親子が集まれる場所が少ない」「乳幼児を育てる親同士のつながりが欲しい」といった声から立ち上がった新しい活動「地域の遊び場づくり」を石巻市内で実施してきました。スタートからちょうど1年、本活動の節目として8月27日、石巻市内で交流会(第2回)を実施しました。

石巻市内に「地域の遊び場づくり」の拠点は3か所あり、その拠点にそれぞれ、養育者の皆さんが中心となって作ったグループがあります。これまで、グループの皆さんと一緒に、子どもの発達の視点に准えた5つの遊び(からだを動かす遊び想像する遊び創作する遊び手をつかった遊びコミュニケーションを用いる遊び)を順番に学んできました。すべての遊びが終わった今回、各グループが今後の活動のあり方について検討する段階となりました。交流会では、グループを超え、〜養育者同士が友達になる、〜今後の活動の応援者を知ることを目的に実施されました。
※遊び毎の活動の様子は各ページでご覧ください。

それでは早速、交流会の様子をご紹介いたします。




<体を動かす遊び@交流会バージョン>

会場に着くなり、子どもたちは広い会場に大はしゃぎ、廊下を何度も猛ダッシュ!!
エネルギーが有り余る子どもたちと一緒に、親子で楽しむ遊びとして、5つの遊びの一つ「体を動かす遊び」を実施しました。初めはいつもの活動場所と違う大きな会場に慣れないせいか、お母さんにピトッとくっついていた子どもも、プログラムが始まると次第にノリノリに。


【両手を使ってグーパー遊び】
  



【片足でバランス遊び】




最後はみんなで手をつないで円になり、ぐるぐる元気に走り回って遊びを終えました。

   


その後は水分補給&お菓子休憩を挟み、養育者と子どもが分かれそれぞれのプログラムを実施しました。
子どもたちは自由遊び、養育者は今後のグループの活動を考えるワークショップです。

  


<子どもたちの自由遊び>(子どもだけの時間)
養育者と別れ、子どもたちは自分の好きな遊びを自由に選んで遊びます。
【ブロック遊び】 
 

【ダンボールハウス】
 


半年前に行った3月の第1回交流会に比べて、大きく違ったこと。それは、子どもたちが養育者から離れて遊びに集中するようになったことです。
子どもたち同士が知った顔になりつつあるお互いの存在を感じながら、すこしずつ子どもの世界をつくっていく…そんな子どもたちの成長に、私たちも目じりが緩みっぱなしでした。

 



<養育者ワークショップ>
現在の「地域の遊び場づくり」の拠点は石巻市内の3か所(3グループ)。今回は、残念ながら2グループのみの参加となりましたが、前半は、今後の活動計画について、これまでグループで話し合ってきた内容を共有。
そして、グループ名についても考えました。どんな名前がいいか…活動に合ったイメージの様々な言葉をポストイットに書きだし考えていきます☆
   



今月から、グループが各グループらしく活動を進めていっていただくなかで、活動を応援してくれる存在はとっても重要。そこで、今回は、SCJ以外の団体や行政の担当窓口などをご紹介しました。当日は、参加してくださった行政の方(石巻市家庭教育支援チーム)からもご説明を頂きました。
   



最後はすべてのグループが一緒になって全員参加の「みんなでジェンガ!!」。
ただ、交流会のジェンガは積み上げるとき、お題に回答しなくてはいけません。
“私のリラックス方法は?“ “この夏の子どもとの思い出は〜”などのお題に、「うーん、そんなの考えている場合じゃない!!!」とみなさんは、この日一番の集中力を発揮されていました☆

終了後は連絡先の交換をしたり、今後のグループ活動について話し合う場面も見られました!
 




SCJは今後、この「地域の遊び場づくり」での経験や学びを「セーブ・ザ・チルドレンの0〜6歳の育ちを応援するあそびのレシピ」や団体マニュアルにまとめ、石巻市以外での展開も検討していきます。どうぞ、お楽しみに☆

これまでシリーズでお送りしてきた、ブログ「地域の遊び場づくり」は今回をもって一旦終了。
これまでご覧いただいた皆さま、ありがとうございました!!!



(仙台事務所 勝又萌子)




 

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