日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2013.04.15)
のびのび遊ぼう!おやこひろばin山田町・陸前高田市(2013.04.15)
3月24日(日)、岩手県山田町の中央公民館、30日(土)と31(日)、岩手県陸前高田市の米崎コミュニティセンターにて、「のびのび遊ぼう!おやこひろば」を開催しました。これは、東日本大震災により遊び場が減少している岩手県、宮城県の乳幼児と保護者に対して、のびのびと体を動かすことができる機会を提供することを目的としています。
2012年6月よりP&Gジャパンと協働で継続的に実施してきました。これまでに、宮城県東松島市、宮城県石巻市、岩手県大槌町で実施し、参加した地域の皆さんに喜んでいただいております。
「のびのび遊ぼう!おやこひろば」では、全身を使って楽しむ「ボールプール」や、「サイバーホイール」などの大型遊具のほか、乳幼児が楽しめる「おままごとコーナー」や、「ソフトブロック」、そして親子で楽しめる「Rody Yoga(以下、ロディヨガ)」プログラム等が行われます。
山田町では76名、陸前高田市では161名の親子が参加し、元気な声が会場いっぱいに広がりました。その様子をお伝えします。
【山田町】 【陸前高田市】
【ごっこ遊び:何ができるかな?】
【ソフトブロック:自分で組み立てました。上手に渡れるよ!】
【サイバーホイール:よいしょ、よいしょ!】
【ボールプール:ボールの感覚がとっても気持ちがいいんだよ】
今回もロディヨガのインストラクターの先生が来てくださいました。ロディヨガは、子どもたちや子育て世代に人気のキャラクター「ロディ」と一緒に行うヨガです。ゴムでできた、大人のひざ丈くらいの大きさのロディを使うことで、子どもたちの運動能力をサポートするとともに、バランス感覚や心と知性の健やかな発育を促す効果があります。
子どもも大人も気持ちよく体を動かして楽しみました。
【お空に向かってグーンと体を伸ばしています】
子どもたちは元気に会場を駆け回り、汗いっぱいになって楽しんでいました。参加した保護者の方々からは、「仮設住宅ではさわいだり、あばれたりできないので今日は子ども達がとても楽しそうにたくさん遊べたのでよかったです」「親子共に日頃のストレスを発散することが出来ました」という声が聞かれました。
沿岸地域では公園や学校が被災したり、仮設住宅が建つなどして子どもたちが安心して遊べる広い場所が少なく、ストレスや運動不足が課題といわれています。このような中で子どもたちが元気に遊び成長していけるよう私たちにできることを考え、実施していきたいと思います。
(報告:遠野事務所 藤井由佳)