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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2012.09.27)

「広くなってうれしいな」 向陽地区放課後児童クラブ室完成(2012.09.27)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は石巻市において、より良い子どもたちの保育環境構築のために、保育所や放課後児童クラブの環境改善活動に取り組んでいます。その活動の一つとして向陽地区放課後児童クラブのクラブ室が、トッズ・グループ(イタリア・マルケ州)の支援のもと新築され、石巻市への引き渡し式が行われました。

石巻市内の放課後児童クラブでは、東日本大震災後に2つのクラブ室が使用できなくなったことから、他のクラブ室を共同で使用しながら運営を行うこととなりました。このような状況のもと、向陽地区放課後児童クラブは、被災地域からの住民の転居や仮設住宅の建設に伴う児童数の増加により、児童クラブ室の拡大が必要になりました。そこで、被災地で学童支援を展開しているSCJが石巻市からの依頼を受け、石巻市立向陽小学校敷地内に放課後児童クラブ室の建設を開始し、このたび竣工を迎えました。
これまで石巻市立向陽小学校の余裕教室を利用して児童クラブを運営していましたが、新しくクラブ室を建設して移転することにより、従来の利用可能児童数45名が63名に増員されました。また石巻市内では初めて、放課後児童クラブ指導員の方々が研修を行ったり、交流を行ったりできる場も確保されます。


トッズ・ジャパン株式会社宅間頼子代表取締役 SCJ渋谷弘延専務理事・事務局長より、笹野健石巻副市長へ鍵の目録を贈呈


向陽地区放課後児童クラブの子どもたちから、歌のプレゼント。


素敵な手作りのアイロンビーズのドット画を子どもたちからプレゼントされました。


参加者一人一人にも、アイロンビーズのキーホルダーをプレゼントされました。思いがけないプレゼントをもらい、本当に嬉しかったです。


子どもたちは、「お部屋が広かったからびっくりした」「早くここのお部屋で友だちといっぱい遊びたい」「かくれんぼや鬼ごっこができそう。今の教室は狭くて走りまわれないんだ」「きれいなお部屋だから、大切に使っていきたい」と、新しいクラブ室へ引っ越すのが待ち遠しい様子でした。 


新しいクラブ室前で記念撮影。木目が印象的な外観の建物です。

SCJは今後も、子どもたちと保育者、指導員の方々が新しい保育環境でのびのびと生活が送れるように、行政をはじめとする地域の方々と協働しながら事業を展開していきます。

(報告:広報 三輪 喜則)


 

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