日本/東日本大震災/子どもの保護(公開日:2015.05.07)
みんなでつくろう!東松島市での公園づくり?(最終回)〜地域で取り組む防災にも役立つ公園です!(2015.05.07)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下:SCJ)は、子どもたちが遊び、学び、成長できる安全な環境づくりを目的として、これまで石巻市、東松島市の9か所の公園整備を実施してきました。この度、株式会社バーミリオンによる支援のもと、東松島市の新しい防災集団移転地である牛網地区、矢本西地区に、新規遊具や防災設備を設置しました。この2つの公園づくりの過程と地域のみなさんとの取り組みをご紹介いたします!
■公園遊具アンケートの対象者
対象となる公園がある東松島市の牛網地区、矢本西地区で公園デザインを決定するためのアンケートを行いました。回答に協力してくださったのは、牛網地区では牛網町内会、近隣保育所、これから牛網地区に移転する方々154世帯と鳴瀬桜華小学校、鳴瀬未来中学校の全生徒合計514名。矢本西地区では、近隣保育所、これから矢本西地区に移転する方々185世帯と矢本西小学校の全児童合計348名のみなさんです。
■公園デザインコンテスト@矢本西地区
2014年10月26日、住民説明会時にデザインコンテストを実施し50名の投票を得ました。その際公園を整備するにあたって、「もっと休む場所が欲しい」、「樹木はベンチのそばにおいて木陰をつくって欲しい」などという要望も多く聞かれました。
また、同年11月19日、矢本西小学校の朝の全校集会にて全校児童に対して3つの公園デザインの説明を行い、その後投票を実施しました。教室で投票の様子を見学すると「この遊具だと小さい子が遊べないからこっちの方がいい」、「ブルーインパルスの遊具は小さい子がよろこびそう」など普段公園を使う人のことも考えながら子どもたちが投票をしていました。
423票のうち228票を獲得し、1位になったデザインはこちら!
■公園デザインコンテスト@牛網地区
牛網地区の地域の方々のコンテストは2014年11月16日、小野地区ふるさと愛あいまつりでデザイン3案の説明を行い、その場で投票しました。保護者の方からは「小さな子どもが利用できる公園がいいな…」という声が多く聞かれました。小学校・中学校の子どもたちに対しては、同年11月10日、鳴瀬桜華小学校の朝の会での説明とその後の投票、鳴瀬未来中学校ではデザイン3案を教室に掲示し、期間内にフリーで投票していただきました。
576票のうち331票を獲得し、1位になったデザインはこちら!
■工事開始
2015年1月から工事が始まりました!みなさんの選んだ遊具が公園に入るのが待ち遠しいです。
■待ちに待った新しい公園遊具!
2015年4月18日に牛網団地内の公園の遊具引き渡し式が行われました。当日は子ども69名、大人44名の計113名の皆さんが参加。式典では、東松島市の阿部市長、牛網往還下区の安部区長、鳴瀬桜華小学校の大和校長、鳴瀬桜華小学校の2名の子どもたち、牛網地区に住んでいる子ども、弊会小出の計7名の方にテープカットを実施。東松島市のゆるキャラ、イートくん、イ〜ナちゃんもお祝いに駆けつけてくれました!!
式典が終わると、子どもたちは以下のプログラムに参加しました。
・遊具インタビュー:〜遊具の感想を聞いちゃいます!〜
・防災テント付屋根付き休憩所&ソーラー電灯:〜屋根付き休憩所にテントを張ってみよう&ソーラー電灯ってどんなもの?
・かまどベンチをつかってみよう:〜ベンチがかまどに早変わり〜
・POKÉMON with YOU ワゴン: 〜エコバックづくり〜
■子どもたちの声を取り入れた公園整備事業―オンライン版完成!!
これまでSCJがどのように子どもや地域住民の声を取り入れた公園整備を行ってきたかが一目で分かる冊子があります。今回オンライン版ができましたので、ぜひご覧ください。
★ダウンロードはこちら
「子どもの声を取り入れた公園整備事業」(p.1-8)
「子どもの声を取り入れた公園整備事業」(p.9-14)
遊具の整備は完了しましたがこれからもこの公園が災害時に地域で活用できる公園になるよう、SCJで応援していきたいと思います。
【報告:仙台事務所 飯部 つかさ】
■公園遊具アンケートの対象者
対象となる公園がある東松島市の牛網地区、矢本西地区で公園デザインを決定するためのアンケートを行いました。回答に協力してくださったのは、牛網地区では牛網町内会、近隣保育所、これから牛網地区に移転する方々154世帯と鳴瀬桜華小学校、鳴瀬未来中学校の全生徒合計514名。矢本西地区では、近隣保育所、これから矢本西地区に移転する方々185世帯と矢本西小学校の全児童合計348名のみなさんです。
■公園デザインコンテスト@矢本西地区
2014年10月26日、住民説明会時にデザインコンテストを実施し50名の投票を得ました。その際公園を整備するにあたって、「もっと休む場所が欲しい」、「樹木はベンチのそばにおいて木陰をつくって欲しい」などという要望も多く聞かれました。
また、同年11月19日、矢本西小学校の朝の全校集会にて全校児童に対して3つの公園デザインの説明を行い、その後投票を実施しました。教室で投票の様子を見学すると「この遊具だと小さい子が遊べないからこっちの方がいい」、「ブルーインパルスの遊具は小さい子がよろこびそう」など普段公園を使う人のことも考えながら子どもたちが投票をしていました。
423票のうち228票を獲得し、1位になったデザインはこちら!
■公園デザインコンテスト@牛網地区
牛網地区の地域の方々のコンテストは2014年11月16日、小野地区ふるさと愛あいまつりでデザイン3案の説明を行い、その場で投票しました。保護者の方からは「小さな子どもが利用できる公園がいいな…」という声が多く聞かれました。小学校・中学校の子どもたちに対しては、同年11月10日、鳴瀬桜華小学校の朝の会での説明とその後の投票、鳴瀬未来中学校ではデザイン3案を教室に掲示し、期間内にフリーで投票していただきました。
576票のうち331票を獲得し、1位になったデザインはこちら!
■工事開始
2015年1月から工事が始まりました!みなさんの選んだ遊具が公園に入るのが待ち遠しいです。
基礎を作っている牛網団地内の公園の様子
■待ちに待った新しい公園遊具!
2015年4月18日に牛網団地内の公園の遊具引き渡し式が行われました。当日は子ども69名、大人44名の計113名の皆さんが参加。式典では、東松島市の阿部市長、牛網往還下区の安部区長、鳴瀬桜華小学校の大和校長、鳴瀬桜華小学校の2名の子どもたち、牛網地区に住んでいる子ども、弊会小出の計7名の方にテープカットを実施。東松島市のゆるキャラ、イートくん、イ〜ナちゃんもお祝いに駆けつけてくれました!!
みんなで公園の引き渡しをお祝いしました。
式典が終わると、子どもたちは以下のプログラムに参加しました。
・遊具インタビュー:〜遊具の感想を聞いちゃいます!〜
・防災テント付屋根付き休憩所&ソーラー電灯:〜屋根付き休憩所にテントを張ってみよう&ソーラー電灯ってどんなもの?
・かまどベンチをつかってみよう:〜ベンチがかまどに早変わり〜
・POKÉMON with YOU ワゴン: 〜エコバックづくり〜
複合遊具は大人気!
東松島市といえばブルーインパルスの遊具!
曇りの日でも蓄電して光るんですよ
かまどベンチでお茶を飲みました
■子どもたちの声を取り入れた公園整備事業―オンライン版完成!!
これまでSCJがどのように子どもや地域住民の声を取り入れた公園整備を行ってきたかが一目で分かる冊子があります。今回オンライン版ができましたので、ぜひご覧ください。
★ダウンロードはこちら
「子どもの声を取り入れた公園整備事業」(p.1-8)
「子どもの声を取り入れた公園整備事業」(p.9-14)
遊具の整備は完了しましたがこれからもこの公園が災害時に地域で活用できる公園になるよう、SCJで応援していきたいと思います。
【報告:仙台事務所 飯部 つかさ】