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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2011.12.19)

陸前高田市学童クラブ「手作りおやつを作ろう!」(2011.12.19)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、保護者が働いている小学生の放課後の保育を担当する「放課後児童クラブ(通称、学童)」と共に、震災以来、子どもたちが安心して遊び・学び、成長するための活動を進めてきています。今回はその学童クラブでの活動の様子をお伝えします。

学童保育では、毎日おやつが出されます。おやつは子どもたちがお家に帰ってごはんを食べるまでの間の大切な栄養源、そして子どもたちの楽しみでもあります。今回は「保育の人数が不足している時に、何か楽しみがあれば…」という指導員の先生の声を受け、子どもたちも楽しく、経済的にも節約できる手作りおやつの良さをお伝えしよう!と、岩手県陸前高田市の学童を訪れました。担当したのは、学童指導員歴20年の大ベテランだったSCJ遠野事務所のスタッフです。

この日は土曜日だったため、子どもたちは8名と少人数でしたが
その分、一人ひとりの責任は重大です。

今回のメニュー
* レンジでチン!カラフルカップケーキ
* 餃子ピザ

男の子・女の子の2チームに分かれて子どもたち一人
ひとりの役割を決めました。
今回の役割分担は卵係、小麦粉係、砂糖係、牛乳係、
油係です。
                                                                        じっとスタッフの話を聞く子どもたち










  


  「うまく出来ないから一緒にやって?」                        「すりきりってどうやるの?」












「見て?ふくらんだよ!!」                                    出来たケーキにトッピングをします


 最初は「ケーキなんて嫌いだし!」と言っていた男の子も 初めてというケーキ作りに夢中になってくれました。
今回作ったカップケーキは電子レンジ2分であっという間に出来てしまいます。電子レンジを覗き込んで、自分で詰めた生地が膨らむのをじっと見ていました。

指導員の先生も、「こんなに簡単ならまた出来そうですね」とおっしゃってくださいました。
かわいくデコレーションしたケーキを「もったいない」といいながらも美味しそうに頬張る子どもたちでした。

「ボクのケーキ出来たかな…」



セーブ・ザ・チルドレンでは、今後も手作りおやつ教室などを通じて、学童保育の場で子どもたちが役割を担い、協力しながら、楽しく過ごせ、また指導員の先生方が今後の保育に取り入れられる実践の提案を、行っていきたいと思います。
(報告:遠野事務所 宍戸美恵)



 

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