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モンゴル
(公開日:2015.01.08)

【子どもの保護】ソーシャル・サーカスに参加する子ども達へのプレゼント(2015.01.08)

 

ジャパン・ジャグリング・フェスティバル2014参加者の練習風景

セーブ・ザ・チルドレンモンゴル事務所では、ソーシャル・サーカス*と呼ばれる取り組みを実施しています。これは子どもセンターに通う子どもたちを対象に、週2回サーカスの授業を実施し、運動能力を強化するだけでなく、協調性、コミュニケーション力、問題解決能力などを身につけるための支援です。

このたび、特定非営利活動法人 日本ジャグリング協会(Japan Juggling Association: JJA)**より、ソーシャル・サーカスに参加するモンゴルの子どもたちのために、ジャグリングボール140個、クラブ36本をはじめとする多数の道具のご寄付をいただきました。これらの道具は、ジャパン・ジャグリング・フェスティバル(JJF)2014の会場で、全国から集まったジャグラーの皆様から寄せられたものです。

        
ご厚意で、フェスティバル会場にジャグ       たくさんの道具をご寄付いただきました。
リングご寄付箱を設置いただきました。

モンゴルのソーシャル・サーカスで使用している道具は、長年、使い古した物が多く、種類や数も十分には揃っていませんでした。このたびご寄付いただいた道具は、間もなく子どもたちの元に届く予定です。サーカスの授業で使用できる道具が増え、子どもたちの活動がさらに充実したものとなることでしょう。

ソーシャル・サーカスに参加するアンフホロルさん(15歳)は、
「ジャグリングの練習が一番楽しいです。」
「この授業に参加するようになってから、人がこわくなくなりました。
  友達ができました。」
と笑顔で話し、得意のジャグリングを披露してくれました。


子どもの日のパレードで、日ごろの練習の成果を発表しました。
たくさんの声援と拍手を受け、子どもたちは自信を深めました。

サーカスの授業を通して、子どもたちには様々な変化が表れています。子どもセンターの職員との信頼関係を築いたり、ほかの子どもたちとの仲間意識が生まれたり、自尊心が高まることで自信を取り戻したりしています。このような変化は、同センターが提供する保護者とのカウンセリングや復学のための支援にもつながっています。


子どもセンターに来る子どもたち

今後は、指導者をさらに育て、ソーシャル・サーカスの活動をモンゴル全土に広げていきたいと考えています。


* 子どもセンターには、家庭の貧困・虐待など困難な状況にある子どもたちが通っています。その多くは、保護者からの適切なケアを受けられずに家を出たり、学校に通うことができなくなったりした子どもたちです。こうした背景もあり、なかには、極端に自信がない、集中力がない、他の子どもたちと協調できないといったケースも見られます。
子どもセンターのその他の活動については、以下のブログでもご紹介しております。
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=747
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=798

**www.jugling.jp
日本ジャグリング協会は、日本におけるジャグリングの普及・振興を目的とし、1999年8月30日に設立されました。

海外事業部 中村絵里



 

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