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モンゴル
(公開日:2014.01.17)

【遊牧民の子どもたちのための小学校教育プロジェクト(6)】コミュニティ教育協議会と一緒に遊牧民の子どもたちを支援するスタッフを紹介します(2014.01.17)

 

  こんにちは。日本の皆様お元気ですか?2012年6月に開始した遊牧民の子どもたちの小学校教育を支援するプロジェクトのチームリーダーを務めていますゲレーテュヤです。


ゲレーテュヤ © Save the Children Japan

  例年にない温かい冬が続いていましたモンゴルですが、1月に入ってから零下25度以下の日が続くようになりました。ようやくモンゴルらしい冬になりました。モンゴルでは旧正月を、1月1日のお正月以上に盛大に祝いますが、今年は1月31日となっています。もうすぐです。

  お正月をお祝いすることは楽しみではありますが、実は、主婦にとっては大変忙しい時期でもあります。旧正月には、ボーズと呼ばれる蒸し餃子を、もう食べられないぐらい食べることで、その年空腹で困らないようにと祈願します。その後、親戚や知り合いの家々を訪問し、その家庭で作られたボーズをまたおなかいっぱい食べます。そのために、2-3週間前から家庭の主婦は、ボーズ作りに追われ、何百個、何千個ものボーズを作るからです。


  今回のブログでは、私たちのプロジェクトの新しい仲間を紹介します。私たちのプロジェクトの対象は遠隔地の人々なので、地方の出張が多くなります。出張に出れば最低1週間は戻ってこれません。また冬場は、訪問することが不可能な地域もあります。大変ですが、子どもたちの笑顔を見ると、「がんばろう!」と元気付けられます。


アルハンガイ県ハシャト村のコミュニティ教育協議会のメンバーに指導するセーブ・ザ・チルドレンのスタッフ
© Save the Children Japan


ウラングワ


ウラングワ © Save the Children Japan

「初めまして。去年の7月からこのプロジェクトオフィサーとして、モンゴル事務所で勤務しています。私は学生の頃、3人の子どもがいる母子家庭のお宅にお世話になったことがあります。苦しい家計をやり繰りしながら、お母さんは子どもたちに本を買い、本を読む時間を見つけていました。それもあってか、子どもたちは、学校に行くのが大好きで、自分たちで絵本を作ったりしていました。その姿を見て、子どもへの教育は本当に重要だと実感し、子どもに教育を提供するそんな仕事に就きたいと思うようになりました。今、とても充実しています。」


ムングテュヤ


ムングテュヤ © Save the Children Japan

「私は以前このプログでも紹介された『子どもの子どもによる子どものための政治』の事業にコンサルタントとして関わっていました。この1月からこのプロジェクトオフィサーとして働くようになり、とても嬉しく思っています。セーブ・ザ・チルドレンで仕事をする醍醐味は、子どもと一緒に仕事が出来るだけではく、行政への働きかけによって、政策にまで影響を与えることができ、その結果、より多くの子どもたちを支援することが出来ることです。」
(「子どもの子どもによる子どものための政治」については、以下のリンク参照)http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1173

今後も、チーム一同、一生懸命子どもたちのために取り組みたいと思います。ご支援のほどよろしくお願いします。




「就学前教育キット」を借りるズバヤンウラ村の家族 © Save the Children Japan
(「コミュニティ教育協議会」や「就学前キット」については、以下のリンク参照)
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?c=13


―モンゴル遠隔地における最も不利な状況に置かれた子どもたちのための基礎学力向上支援事業―

小学校中途退学の子どもが特に多いモンゴル遠隔地4県で、標準的な教育を受けていない、もしくは受けられないでいる子どもたち(5〜10歳)の初等教育における学力の維持、さらに向上を目指して支援しています。
事業期間:2012年6月21日〜2016年6月20日
事業分類:【教育支援】
本事業は、世界銀行による「日本社会開発基金(JSDF: Japan Social Development Fund)の助成金により実施されています。


アルハンガイ県の子どもたち © Save the Children Japan

(報告:モンゴル事務所ゲレーテュヤ)


 

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