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セーブ・ザ・チルドレン・モンゴル事務所の記念式典に参加して

モンゴル
(公開日:2024.12.26)

【報告】モンゴルの子どもたちと共に30年:
セーブ・ザ・チルドレン・モンゴル事務所の記念式典に参加して

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)・モンゴル事務所は、モンゴルでの活動開始から30周年を迎え、2024年11月15日に首都ウランバートルで記念式典を開催しました。この30年間の節目は、1994年にセーブ・ザ・チルドレン英国による活動開始に端を発し、2009年に公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへ引き継がれた後、今日に至るまで積み重ねられた成果の集大成でもあります。これまで、モンゴルにおける活動を支えてくださった日本の皆さまをはじめ、すべての関係者に心より感謝申し上げます


記念式典の概要

式典には、モンゴル国会議員や政府自治体関係者、国連や各国大使館の代表者、パートナー団体、さらにセーブ・ザ・チルドレンの現・元スタッフなど約300人が出席しました。来賓によるスピーチを通じて、セーブ・ザ・チルドレンがモンゴル国内で果たしてきた役割や子どもの権利推進活動の成果を振り返る良い機会となりました。また、当会モンゴル事務所のカントリー・マネージャーであるバヤン氏からは、これまでの歩みに対する感謝の言葉とともに、今後のさらなる協力と支援活動の発展に向けた決意が述べられ、参加者の共感を得ることができました。


写真上:バヤンSCJモンゴル事務所カントリー・マネージャーによるご挨拶



30年の歩みを振り返る

式典では、これまでの活動を振り返るドキュメンタリー映画が上映されました。この映像は、セーブ・ザ・チルドレンの子ども支援に対する考え方や、モンゴルで実施してきた数々のプロジェクトとその成果を紹介するもので、関係者へのインタビューを交えた内容となっています。

さらに、式典後半では、30周年を記念した特別な記念切手がお披露目されました。この記念切手は、モンゴルの郵便事業差であるモンゴル・ポストの協力のもと実現しました。子どもの権利が尊重され、すべての子どもが平等に教育へアクセスできる社会を目指す姿勢が描かれています。さらに、木を植え・育て、自然や動物を大切にし、安全で平和な社会で育つモンゴルの子どもたちの姿が取り入れられ、持続可能な未来を象徴するデザインとなっています。

記念切手のお披露目会では、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンを代表して、アジア地域マネージャーの豊田が、モンゴルでの30年間の活動を振り返り、支えてくださったすべての関係者に深い感謝の意を表しました。






写真上2枚:記念切手のお披露目会の様子。豊田アジア地域マネージャーのあいさつの様子。


これまでの実績と今後の展望

セーブ・ザ・チルドレン・モンゴル事務所は、過去30年間で20ヶ国の80を超える政府系機関や資金提供団体から支援受け、総額約4,000万米ドル(約63億円)の支援活動を実施してきました。この支援により、モンゴルの子どもたちの権利を守り、1990年代に始まった民主化への移行とその混乱期において、地域社会の生活k場にも大きく貢献することができました。

これからも、セーブ・ザ・チルドレンはモンゴルの子どもたちの未来をより良いものとするための活動を続け、モンゴル社会に溶け込んだ子ども支援団体として認知されることを目指します。


以下に、式典の様子を収めた写真をご紹介します。




写真上3枚:式典会場の様子。







写真上5枚:来賓によるご挨拶。上から順に、ムンフバット・ツァガンホー国会議員、サンジッド・ドゥガー国家人権委員会委員長、バットジャルガル・ハンドジャブ教育科学省事務次官、フィオナ・ブライス在モンゴル英国大使、タパン・ミシラ国連常駐調整官。




写真上3枚:事業対象地のコミュニティや学校に通う子どもたちによるパフォーマンス。





写真上3枚:長年にわたる貢献と尽力に感謝を込めて、勤続10年以上の現地スタッフの皆さんを表彰。







写真上2枚:当日は、複数の全国メディアによって式典の様子が取り上げられた。



写真上:当日のグループ集合写真(2024年11月15日)

【参考】

  • ショート動画で見る当日の様子



(報告:海外事業部アジア地域マネージャー 豊田 光明)






 

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