日本/子どもの貧困問題解決(公開日:2017.01.17)
子どもの貧困問題解決に向けて!「給付型緊急子どもサポート〜新入学応援キャンペーン2017〜」実施中
セーブ・ザ・チルドレンは、2010年から子どもの貧困問題解決に向けた取り組みを実施しています。
今回、4月の新入学シーズンを迎えるにあたって、すべての子どもたちが楽しく学校生活を送れるよう、岩手県山田町、宮城県石巻市、熊本県益城町・御船町で「給付型緊急子どもサポート〜新入学応援キャンペーン2017〜」を開始しました!
6人に1人の子どもが相対的貧困下にある今、セーブ・ザ・チルドレンの日本の子どもの貧困問題解決に向けた取り組みの一環として、「新入学応援キャンペーン」を、2016年4月に山田町・石巻市で開始し、経済的に困難な状況下にある家庭の新小学1年生・中学1年生の計283人(268世帯)の子どもたちに制服・運動着にかかる費用の一部を給付しました。(昨年実施した際、受給世帯に対して行ったアンケート調査結果についてはこちら)
「高校の入学時にはさらに出費が多くなる」という保護者や子ども支援関係者らの声を受け、今年は、東北地方ではさらに新高校1年生へも対象を広げます。また、2016年4月に熊本地震に見舞われ、特に被害の大きかった益城町・御船町では、新中学1年生・高校1年生を対象として実施します。詳細は下記をご確認ください。
◆岩手県山田町・宮城県石巻市
【給付内容】
子ども一人につき、学校指定の制服・運動着の購入に関わる費用の一部を現金にて給付
新小学1年生 : 上限1万円 (1万円以下の場合は実費)
新中学1年生 : 上限4万円 (4万円以下の場合は実費)
新高校1年生 : 上限5万円 (5万円以下の場合は実費)
【対象】
本キャンペーン申請時および2017年4月以降に山田町・石巻市内に在住し(住民票住所が各市町内)、2017年4月に山田町・石巻市内の公立小・中学校や高校(※1)に進学予定の子どものいる保護者で、次のいずれかにあてはまる世帯
1、生活保護を受けている世帯
2、生活保護が過去1年以内に停止または廃止された世帯
3、保護者(ふたり親家庭の場合父母双方)の町民税が非課税の世帯
4、児童扶養手当の支給を受けている世帯
※1 高校は山田町・石巻市内外を問わず、国公立だけでなく私立も、またフリースクールも含みます。
【申請期間】
2017年1月16日(月)〜2月28日(火)必着
※保護者向け説明資料(石巻市)、申請書(石巻市)、保護者向け説明資料(山田町)、申請書(山田町)
◆熊本県益城町・御船町
【給付内容】
子ども一人につき、学校指定の制服・運動着の購入に関わる費用の一部を現金にて給付
新中学1年生 : 上限4万円 (4万円以下の場合は実費)
新高校1年生 : 上限5万円 (5万円以下の場合は実費)
【対象】
本キャンペーン申請時に益城町・御船町内に在住し(住民票住所が各町内)、2017年4月に中学や高校(※2)に進学予定の子どものいる保護者で、次のいずれかにあてはまる世帯
1、震災により居住している住宅が一部損壊以上(全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊)と認定された世帯
2、生活保護を受けている世帯
3、生活保護が過去1年以内に停止または廃止された世帯
4、世帯員全員の町民税が非課税の世帯
5、児童扶養手当の支給を受けている世帯
※2 中学や高校は国公立だけでなく私立も、またフリースクールも含みます。
【申請期間】
2016年12月13日(火)〜2月12日(日)必着
※保護者向け説明資料(益城町)、申請書(益城町)、保護者向け説明資料(御船町)、申請書(御船町)
どのような状況下にある子どもたちでも、夢や希望をもって、学校生活を始めることができるよう、より多くの方へ本キャンペーンを活用いただきたいたいと思っています。対象地域で該当される子どもや保護者をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ周知へのご協力をお願いいたします。
※新入学応援キャンペーン問い合わせ先
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国内事業部 新入学応援キャンペーン2017事務局
TEL:03-6859-6869(平日9時半〜18時半) / FAX:03-6859-0069
E-mail:soap@savechildren.or.jp
(報告:東京事務所 田代光恵)