日本/子どもの貧困問題解決(公開日:2017.12.13)
子どもの貧困問題解決に向けて「給付型緊急子どもサポート〜新入学応援キャンペーン2018〜」実施中
セーブ・ザ・チルドレンは、2010年から国内で子どもの貧困問題解決に向けた取り組みを実施しています。
今回、2018年4月の新入学シーズンを迎えるにあたって、すべての子どもたちが環境に左右されず、健やかな成長や学びの機会を持てるよう、岩手県山田町、宮城県石巻市、熊本県益城町・御船町で「給付型緊急子どもサポート〜新入学応援キャンペーン2018〜」を開始しました。
7人に1人の子どもが相対的貧困下にある今、セーブ・ザ・チルドレンは、2016年から日本の子どもの貧困問題解決に向けた取り組みの一環として、新入学応援キャンペーンを行っています。2016年は山田町・石巻市で開始し、2017年には、経済的に困難な状況下にある家庭の新小学1年生・中学1年生・高校1年生の計435人(400世帯)の子どもたちに制服・運動着にかかる費用の一部を給付しました。(2017年に東北沿岸部の受給世帯に対して行ったアンケート調査結果についてはこちら)
また、2016年4月に熊本地震に見舞われ、特に被害の大きかった熊本県益城町・御船町でも、熊本地震緊急・復興支援の一環として、2017年春に続き、2018年も新中学1年生・高校1年生を対象として実施します。詳細は下記をご確認ください。
◆岩手県山田町・宮城県石巻市
【給付内容】
子ども一人につき、学校指定の制服・運動着の購入に関わる費用の一部を現金にて給付
新小学1年生 : 上限1万円 (1万円以下の場合は実費)
新中学1年生 : 上限4万円 (4万円以下の場合は実費)
新高校1年生 : 上限5万円 (5万円以下の場合は実費)
【対象】
本キャンペーン申請時および2018年4月以降に山田町・石巻市内に在住し(住民票住所が左記いずれかの市町内)、2018年4月に小・中学校や高校(※1)に進学予定で、次のいずれかにあてはまる世帯の子ども
1、生活保護を受けている世帯
2、生活保護が過去1年以内に停止または廃止された世帯
3、保護者(ふたり親家庭の場合父母双方)の市町民税が非課税の世帯
4、児童扶養手当の支給を受けている世帯
※1 学校は山田町・石巻市内外を問わず、国公立だけでなく私立も、またフリースクールも含みます。
【申請期間】
2017年12月11日(月)〜2018年2月28日(水)消印有効
※保護者向け説明資料(石巻市)、申請書(石巻市)、保護者向け説明資料(山田町)、申請書(山田町)
◆熊本県益城町・御船町
【給付内容】
子ども一人につき、学校指定の制服・運動着の購入に関わる費用の一部を現金にて給付
新中学1年生 : 上限4万円 (4万円以下の場合は実費)
新高校1年生 : 上限5万円 (5万円以下の場合は実費)
【対象】
本キャンペーン申請時および2018年4月以降に益城町・御船町内に在住し(住民票住所が左記いずれかの町内)、2018年4月に中学校や高校(※2)に進学予定で、次のいずれかにあてはまる世帯の子ども
1、震災により居住している住宅が一部損壊以上(全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊等)と認定された世帯
2、生活保護を受けている世帯
3、生活保護が過去1年以内に停止または廃止された世帯
4、保護者(ふたり親家庭の場合父母双方)の市町民税が非課税の世帯
5、児童扶養手当の支給を受けている世帯
※2 学校は益城町、御船町内外を問わず、国公立だけでなく私立も、またフリースクールも含みます。
【申請期間】
2017年12月11日(月)〜2018年2月28日(水)消印有効
※保護者向け説明資料(益城町・御船町)、申請書(益城町・御船町)
どのような状況下にある子どもたちでも、夢や希望をもって、学校生活を始めることができるよう、より多くの方へ本キャンペーンを活用いただきたいたいと思っています。対象地域で該当される子どもや保護者をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ周知へのご協力をお願いいたします。
※新入学応援キャンペーン問い合わせ先
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国内事業部 新入学応援キャンペーン2018事務局
TEL:03-6859-6869(平日8時半〜19時、年末年始は12月29日〜1月3日まで休業) / FAX:03-6859-0069
E-mail:soap@savechildren.or.jp
(報告:東京事務所 林希恵)