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日本/子どもの貧困問題解決
(公開日:2023.08.21)

【子ども体験プログラム2023 vol.1】夏休み☆自然とふれあう野外活動体験

 
今年も暑い夏・夏休みがきました!
長期休暇中、普段できないさまざまな体験をする子どもたちも多いでしょう。スポーツやレクリエーションなど、多様なまなびや体験の機会を得ることは子どもたちの大切な権利の一つです。
しかし、これまでセーブ・ザ・チルドレンが、活動を通してつながってきた子どもたちの中からは、そうした経験をすることが難しいという声が届いていました。

そうした声に応えるため2022年夏から、つながりのある小学生から高校生世代の子どもたちを対象に「子ども体験プログラム」を実施しています。
それぞれのプログラムの様子や参加した子どもたちの声をお届けします。


8月17日は、埼玉県にあるキャンプ場で一般社団法人TOKYO PLAYとともに『夏休み☆自然とふれあう野外活動体験』を開催。小学4年生から6年生の子どもたち20人が参加しました。 

当日の朝、都内の集合場所に集まってきた子どもたち。眠そうな様子の子どもや、ワクワクしている様子の子どももいました。バスは都内を出発後、キャンプ場へ。 

到着した子どもたちは「川だ!」、「緑のにおいがする」と、興奮していました。オリエンテーションで約束事を確認してから早速、遊びの時間へ。 

川遊び、たき火台での火おこし、ご飯づくりなど子どもたちは思い思いに自分の好きなことをして過ごします。スタッフはそれぞれのグループに入り子どもたちをサポートします。 

川遊びでは、ライフジャケットを身につけ、川の冷たさと川底にあるつるつるした石にびくびく歩きながらも水鉄砲や川流れを思いっきり楽しみました。




なかには川の端に石を積んで水をせき止め、池のような場所をつくっている子どもたちも。参加者同士で協力した手づくりの川の温泉が完成すると、大きな達成感を味わっているようでした。

ご飯づくりでは、薪割りやたき火台で火起こしにチャレンジ。薪割りから始め、何度目かの挑戦でやっと火がつきました。火がついたら飯ごうでのご飯炊きに挑戦。みんなのお昼ご飯のために奮闘していました。 


カレーに焼きそば、焼きとうもろこしをほおばった後は、マシュマロをたき火であぶってパクリ。うまくつくれた人もつくれなかった人もおいしくいただきました。 




昼食のあとは、午後も思い思いに過ごします。午前中に仲良くなった参加者やスタッフと一緒に川流れを楽しんだり、虫取り網を片手に、川の中にいる生き物を探す子どももいました。川にいるカニを見つけようとしていた子どもはなかなか見つけられなくて、悔しそうな表情を浮かべている場面も。


他にも子どもたちは、大きな岩の上に並んで涼んだりしながら過ごしました。豊かな自然の中で、思い切り体を動かし、川のせせらぎや風の音に耳を澄ませた子どもたち。キャンプ場でめいっぱい遊んで疲れたのか、帰りのバスではぐっすり寝ている子もいました。



参加した子どもたちからは、次のような感想が聞かれました*。
「川遊びとごはんが楽しかった。友だちができた。」
「いつもとは違う所で、知らない友だちと過ごすのは緊張したけど、その友だちと楽しく過ごせてよかったです。」
「スタッフと水をかけあった。焼きそばを食べた。」
「ただただ楽しかった。(バスの)席のとなりの人とも他の人とも仲良くなれた。」
*子どもたちの感想は、抜粋して記載しています。
※川遊びなどの活動は、気象状況や安全面を確認したうえで実施しました。

セーブ・ザ・チルドレンでは子ども体験プログラム以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページで更新しています。ご関心がある方はぜひご覧ください。

(報告:国内事業部 岩井)

 

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