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日本/子どもの貧困問題解決
(公開日:2020.02.03)

宮城県石巻市、岩手県宮古市・山田町 「セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 〜新入学サポート2020〜」申請受付中

 
セーブ・ザ・チルドレンは、2020年4月の新入学シーズンを迎えるにあたり、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、宮城県石巻市、岩手県宮古市・山田町で、「セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 〜新入学サポート2020〜」を開始しました。

本給付金は、7人に1人の子どもが相対的貧困下にある今*、2016年から経済的に困難な状況にある子育て世帯への支援の一環として、宮城県石巻市、岩手県山田町で行ってきました(昨年の実施結果はこちら)。2020年は、宮城県石巻市と、岩手県山田町にくわえて、岩手県宮古市でも実施します。

給付内容や申込書などの詳細については、下記をご確認ください。
すべての子どもたちが環境に左右されず、安心して学びの機会を持てるよう、より多くの方へ本給付金を活用いただきたいと思っています。対象地域で要件に該当する子どもや保護者の方をご存知であれば、ぜひ周知へのご協力をお願いいたします。


 
【対象地域】
宮城県石巻市、岩手県宮古市・山田町

【給付内容】
子ども一人につき、新入学に関わる費用の一部を給付いたします。
返還の必要はありません。
新小学1年生:1万5千円、新中学1年生:4万円、新高校1年生:5万円

【対象】
本サポート申請時に対象地域市町内に在住し(住民票住所が対象地域内)、2020年4月に小・中学校や高校に進学予定で、次のいずれかにあてはまる世帯の子ども
1. 生活保護を受けている世帯
2. 生活保護が過去1年以内に停止または廃止された世帯
3. 保護者(ふたり親家庭は父母双方)の市町民税所得割課税額が非課税の世帯
4. 児童扶養手当の支給を受けている世帯
※ 学校は対象地域市町内外を問わず、国公立および私立、特別支援学校、フリースクール、通信制高等学校、定時制高等学校、高等専門学校、中高一貫校も含みます。

【申請期間】
2020年1月27日(月)〜3月18日(水)消印有効

【必要書類】
1. 申請書
2. 世帯全員の住民票の写し(世帯一部不可、続柄必要、申請期間中に発行されたものに限る、コピー可)
3. 振込を希望する口座の通帳コピー(「口座名義人」「店名」「口座種類」「口座番号」が明記された部分)
4. 該当要件の証明書類(詳細は下記説明資料をご覧ください)

【説明資料・申請書】
保護者向け説明資料と申請書はこちら

【問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国内事業部 新入学サポート2020担当
TEL:03-6859-6869(平日8時半〜18時半) / FAX:03-6859-0069
E-mail:japan.soap@savethechildren.org

<セーブ・ザ・チルドレンの給付金事業について>
セーブ・ザ・チルドレンでは、子どもの貧困問題解決への取り組みの一環として、2016年から岩手県山田町、宮城県石巻市で給付金事業を実施しています。昨年までにのべ1,571人の子どもたちに新入学に関わる費用の一部を給付、また、のべ882人に高校生活を支えるための給付金を届けました。

セーブ・ザ・チルドレンが実施した、昨年給付金を受給した世帯へのアンケート調査では、新入学にかかわる費用について「義務教育なのに始めにかかる費用はかなりのものだと思いました」「就学援助の金額では足りない。その援助の金額だとジャージ、ブラウス、制服は1着ずつ分にもならなかった」「入学一時金をもらったが全く足りない。金額を多くしてもらうと助かる」といった家計の負担や制度の拡充に関する声がありました。

私たちは、そうした声などももとに、給付金の内容を見直しつつ、就学援助制度**など公的な支援制度の改善についても、引き続き行政に働きかけを行っていきます。

*厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」子どもの貧困率13.9%
**文部科学省 「就学援助ポータルサイト

(報告:東京事務所 山田 心健)

 

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