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日本/子どもの貧困問題解決
(公開日:2023.09.11)

【活動報告】2023年「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を受け取った方々からの声を紹介します

 
セーブ・ザ・チルドレンは、経済的に困難な状況にある家庭を対象に、子どもたちの食の状況改善を目的として「子どもの食 応援ボックス」を提供しています。


2023年「夏休み 子どもの食 応援ボックス」には過去最多の6,412件の申し込みがあり、5,000世帯へ提供しました。応援ボックスを受け取った方々から多くの感想が寄せられたので、今回はその一部をご紹介します。


※紹介した声は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。加えて、個人が特定されないように写真は編集を加えています。かっこ()内は保護者の年代・性別、子どもの年代です。


寄せられた感想から、学校がない夏休み期間中に、多くの世帯が食事の対応に苦慮していること、お菓子などの嗜好品を我慢しなければいけないこと、お米をなかなか食べられていない状況、また、文房具など、学びに関わる用品を切り詰めて生活している厳しい状況が改めて伝わってきました。


そのような状況のなか、「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を受け取ったことで、食事に対する不安が少し軽減されただけでなく、「ひとりじゃない、支えてくれる人がいる。心の安定剤にもなっています。この私の気持ちが子どもにも伝わり温かい空気に包まれます」と安心につながったという声もありました。
また、「生きていくのに必要なものやことがどんどん値上がりし、ひさしぶりの「制限のない夏」へのわくわく感も共感できずに不安ばかりでした。応援ボックスをあけながら、子供達だけでなく私も応援してもらえた気分になり、「夏休みが楽しみ!!」と話す子供達に笑顔で「楽しいこと、たくさんしようね!」と言えました」と、前向きな気持ちで夏休みを迎えられたという声もありました。
いまだ続く感染症の影響や、物価上昇による家計への負荷などが高まるなか、、「子どもの食 応援ボックス」は、食料品を届けることのみならず、子どもや保護者の心理的な負担を軽減することにつながっているかもしれません。


今回の感想や、申込時のアンケート を通じて把握できたことを社会啓発・政策提言などに活かし、引き続きすべての子どもたちの食を取り巻く環境や生活をより良くする施策の実現を目指していきます。


■【「子どもの食 応援ボックス」の活動について】  
セーブ・ザ・チルドレンが実施する日本国内における子どもの貧困問題解決事業の一環として、学校の長期休暇中に、子どもたちが経済的な不安なく安心して食事ができるようサポートすることを目的として実施しています。今回は、8回目の実施です。この活動は、企業や個人を含め多くの皆さまからの資金、物品、人材などのご提供によって成り立っています。


セーブ・ザ・チルドレンでは「子どもの食 応援ボックス」以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページ で更新しています。ご関心がある方はぜひご覧ください。 


(報告:国内事業部子どもの貧困問題解決事業 鳥塚早葵)

 

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