(公開日:2024.04.15)4月22日開催 子どもの権利条約 日本批准30周年記念
「子どもの権利と私たち〜子どもの権利を推進するために、おとなができること〜」
広げよう!子どもの権利条約キャンペーン(共同代表:荒牧重人、喜多明人、甲斐田万智子、以下、CRCキャンペーン)は、1994年に日本が子どもの権利条約を批准してから30年となる4月22日(批准日)に、改めて子どもの権利について振り返るイベントを開催いたします。
2019年のCRCキャンペーンの発足から5年となり、この間こども基本法の制定、こども家庭庁の発足など、かねてから子どもの権利委員会に勧告されていた国の法整備、実施機関については大きな進展がありました。こども基本法・こども大綱をうけ、これからいよいよ自治体でも子どもの意見反映の検討、こども計画の策定などが進むことが予想されます。
本イベントでは、前半は、「子ども」という起点で子どもたちの権利の保護、充足、救済に取組み、考え方の普及やムーブメントを起こしてきた市民団体と共に、30年を振り返り、またこども基本法施行をうけて大切にしたい視点、活かしたい機会などを共有しあい、アクションを呼びかける場を作り、これからを見据えます。後半は、参加者同士の活動紹介による交流、また日本全体の子どもの権利推進、市民社会団体のエンパワーメントにつなげていくために本キャンペーンに期待すること等を自由にディスカッションするグループワークを行う予定です。
また当日は、子どもと共に政策提言を行う「子どもメガホンプロジェクト」において実施した「全国子どもアンケート:みんなの今を教えて〜子どもの権利、知ってる?〜」の結果や子どもの声をふまえて、子どもの権利の実現のために政府に取り組んでほしいことをまとめた提言書の公開・発表も予定しております。
報道関係者の皆さまには、ぜひご参加いただけたら幸いです。
●開催概要
タイトル:子どもの権利条約日本批准30周年記念「子どもの権利と私たち〜子どもの権利を推進するために、おとなができること〜」
日 時: 2024年4月22日(月)12:00〜14:00/オンライン入室開始時間11:55〜(予定)
実施形態:オンライン(Zoom)※ZOOMの入室URLはお申込み頂いた方にご案内します。
定員:第一部のみ:100名 / 第二部のみ:100名 / 両方参加:120名
主 催: 広げよう!子どもの権利条約キャンペーン実行委員会
参加費: 無料
●メディアの皆さまへのお願い
1.子ども参加者に配慮するため、イベント中の動画・スクリーンショット撮影はお控えください。
2.Zoom画面の表示は「会社名_お名前」としていただけますようご協力をお願いします。
3.取材をご希望の場合は、事前に後述のお問い合わせ先までご連絡ください。※子どもへの取材はありませんのでご了承ください。
申込:2024年4月19日(金)までにE-mail(childrights@acejapan.org)に社名、媒体名、氏名、連絡先(メールアドレス、電話番号)を記入し送付ください。
プログラム内容(予定):
1.開会挨拶、CRCキャンペーンのロードマップ紹介 共同代表 甲斐田万智子 5分
第一部:
2.CRCキャンペーン提言書の紹介 CRCキャンペーン実行委員 山内澄子、子どもメンバー 5分
3.オンライン座談会 45分
発題:「30年を振り返って:進展と残された課題」CRCキャンペーンアドバイザー平野裕二
報告:各登壇者の発表(各5分)
・日本財団公益事業部子ども事業本部長 高橋恵里子さん
「こども1万人意識調査から見えた日本のこどもの現状」
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部国内政策チーム 山内澄子さん「国際的な潮流と子どもの権利宣言100周年に向けて」
・チャイルドライン支援センター常任理事 高橋弘恵さん
「チャイルドラインの活動を通じて考える、子どもの権利を守るためにおとなができること」
・児童虐待防止全国ネットワーク理事 高祖常子さん
「変わった?変わらない?子どもの権利に基づいた子育てと虐待防止」
・子どもの権利条約ネットワーク事務局長 林大介さん
「今が作り時?自治体の子どもの権利条例でできること」
・日本若者協議会代表理事 室橋祐貴さん
「教育現場における民主主義と子どもの権利」
・日本子どもアドボカシー学会会長 堀正嗣さん
「日本で子どもアドボカシーを根付かせるには」
第二部:
4.ディスカッション:モデレーター:CRCキャンペーン事務局 岩附由香 15分
5.グループディスカッション(地域ごとに分かれたブレークアウトセッション) 25
全体共有 5分
●提言書および全国子どもアンケート結果報告書について
CRCキャンペーン提言書および全国子どもアンケート結果報告書は、本イベント当日に、下記ウェブサイトよりご覧いただけます。
URL:https://crc-campaignjapan.org/post-1535/
●「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」の概要
本キャンペーンは、子どもの権利条約の国連採択30年・日本批准25年にあたる2019年4月に設立され、子どもの権利保障に関する啓発・ネットワーキング・政策提言などに取り組んでいます。現在、11の団体が実行委員会となって運営し、全国各地の220を超える賛同団体・個人と共に活動しています。
【共同代表】
荒牧重人(子どもの権利条約総合研究所代表/山梨学院大学教授)
甲斐田万智子(国際子ども権利センター代表/文京学院大学教授)
喜多明人(子どもの権利条約ネットワーク代表/早稲田大学教授)
【アドバイザー】尾木直樹(教育評論家)、汐見稔幸(東京大学名誉教授、白梅学園大学前学長)、 坪井節子(弁護士)、平野裕二(子どもの人権連代表委員)
【後援】公益財団法人日本ユニセフ協会
【事務局】子どもの権利条約ネットワーク(NCRC)、認定NPO法人ACE