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(公開日:2010.06.01)
【緊急声明】 ガザ封鎖の即刻解除を求める

セーブ・ザ・チルドレンは、5月31日、パレスチナ自治区ガザに向かう支援船団「フリー・ガザ・ムーブメント」で発生した死傷事件に大きな衝撃と悲しみを感じています。この悲劇は、78万人のパレスチナの子どもたちに十分な食糧や水または医療なしの生活を強いている封鎖を、早急に解除する必要があることを示しています。

2007年以降、ガザはイスラエルによって物資や人の移動に関する制限を受けており、そこで暮らす150万人のパレスチナ人のうち4分の3にあたる人々が、生きるために食糧援助に依存しています。

「ガザの子どもたちは、食糧制限のため空腹状態です。彼らは、緊急を要する治療を受けるためにガザの外に出ることができず命を落としています。建築資材の不足から校舎の修理ができないため教育を受けることもできません。この封鎖によって最も被害を受けているのは子どもたちです。」(セーブ・ザ・チルドレン・インターナショナル事務局長 ジャスミン・ホイットブレット Jasmine Whitbread)

イスラエルがガザの封鎖を解除しない限り、ガザに住んでいる何十万人ものパレスチナの子どもたちの心身の健康は阻害され、この地域の将来に破滅的な悪影響を及ぼすことになります。イスラエルは、ガザへの人や物資の移動の制限を解くべきであり。 この封鎖を即座に終わらせることは国際社会の責任です。

セーブ・ザ・チルドレンは1973年より、ガザにおいて、子どもたちに食糧、水、医療、教育、心のケアの分野における支援活動を展開しています。

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