(公開日:2014.02.21)マララ基金とセーブ・ザ・チルドレンがシリア人道危機でパートナーシップ(2014.02.21)
ヨルダンで新たな教育支援事業を展開
マララ基金(Malala Fund)と子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、長引くシリアの紛争の影響を受けているシリアとヨルダンの子どもたちに対する教育支援を実施するためのパートナーシップを、18日にヨルダンのザ―タリ難民キャンプで発表しました。
(C)Tanya Malott/The Malala Fund/Save the Children
女子教育の必要性を主張してイスラム武装勢力に襲撃されたパキスタン人のマララ・ユスフザイさん(16)は、父親のジアウディン・ユスフザイさん、マララ基金CEOのシザ・シャヒッドさんと共に訪れたヨルダンのザ―タリ難民キャンプで、子どもたちへの教育の必要性を訴えました。
「マララ基金はセーブ・ザ・チルドレンと共に、緊急事態で機能するような2つの教育支援事業を始めます。全ての子どもたちが学校に通えるようにしなければなりません。子どもたちをこの紛争の犠牲者にしてはなりません。国際社会は子どもたちを守るために立ち上がり、彼らが未来を描けるようにしなければなりません。子どもたちをロスト・ジェネレーション(失われた世代)にしてはいけないのです。」
今回の教育支援事業は、多くのシリア難民が避難生活を送っているヨルダンのシリア国境に近い北部地域やアンマンで実施し、シリア人とヨルダン人の教師たちを中心に、9才から17才の学校に通うのが難しい子どもたちに基礎的な読み書きと算数の授業を提供します。また、紛争や騒乱を経験してきた子どもたちに対しては、ポジティブな学習体験となるような、生活に密着した授業も実施します。
■マララ基金
マララ・ユスフザイさんが襲撃された後に寄せられた寄付金をもとに設立。
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