日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2012.12.15)
いろんな地域の仲間とつながりたい!「第3回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にすすむまち〜」Vol.2 (2012.12.15)
前回は「第3回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にすすむまち〜」にて、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市と全国の子どもたち計68名が、より良いまちをつくるために、子どもたちがどのように参加できるかについて話し合った内容をご報告しました。今回は、当日の動画や子どもたちの声を続編としてお届けします。
■「町づくりについて、どんどん意欲がわきあがってきた」1都8県の子ども同士で意見交換■
子どもたち自身が主体的に活動をしてよかったことや困っていることについて、子ども同士で話し合い、話した内容を色んな形で表現した第3回東北子どもまちづくりサミット。子どもまちづくりクラブを実施している3地域の子ども43名と、3地域外の全国の子ども25名、計68名が一堂に会し、地域を超えて交流しながられぞれの意見を発信しました。当日の子どもたちの姿を、前日の陸前高田での前夜祭の様子と合わせて、動画でご覧ください♪
■「もっとたくさんの人とつながりたーい\(^^)/」東北内外の子どもが一緒にSpeak Out!■
サミット終了後のアンケートを見ると、62名の子どもたちが「もっと子ども同士で話をしてみたい」「自分たち、子どもの意見を大人や社会に伝えたい」と答えていました。また、アンケートに記入した子どもたち全員が「他の地域の仲間と交流できた」と答え、お互いに連絡先を交換し、別れを惜しむ姿も。中には、「色々話ができたし、すこしでもきょうかんしてもらえたと思うから」、「いろんな人と友達になれた」、「各地域間交流が新しい発見につながる」などの声がありました。
今回のサミットは、東北内外の子どもたちのネットワークの場となり、子ども参加の促進に向けて新たな第一歩となりました。後日、子どもたちが力を合わせて作成した制作物とともに、子どもたちの意見をお届けします。お楽しみに☆
〜参加した子どもの声〜
・私達子どもも、意見をたくさん持っているので、復興や政治に私達の意見を生かしてほしい!(子どもまちづくりクラブメンバー・宮城県石巻市・小学生・女)
・人々のつながりの大切さが分かりました。(子どもまちづくりクラブメンバー・岩手県陸前高田市・小学生・女)
・自分と、ちがう思いや、意見を持った人とも話が出来るので、これまでとはちがう発見ができたり、交流することができた。(子どもまちづくりクラブメンバー・岩手県山田町・中学生・女)
・こういう事に参加しないと話ができないのでもっとたくさん設けて欲しい。(子どもまちづくりクラブメンバー・岩手県山田町・高校生・男)
・大人や社会に伝えれば子どもの意見が通るかもしれない。(埼玉県・中学生・女)
・年齢に関係なく、みんなの意見が吸収できました。(愛知県・高校生・男)
〜参加した大人の声〜
※子どもまちづくりクラブ実施3地域以外から参加した団体から付添として参加した大人の方の感想。
・子どもたちのテーブルが作成したらくがきもぞうしを読んでいると、おもしろいユニークな意見がたくさん見られたので、彼らが思っていることを知る機会があると、もっとみんなにやさしい(共有する)世の中になるのかなあ、と感じた。(兵庫県・女)
・人と人とのつながりや交流を大きく実感できたすごく良い時間をすごすことができました。大変楽しかったです。(東京都・男)
・社会を変えていく能力もアイデアも測り知れない程持っているから、参加しないのはもったいない。(埼玉県・女)
・子ども達の実際感じていることと大人の考えているものが違うかなあと思いました。これからは、もっと意見を聞きたいです。(岩手県・男)
今後もセーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちとともに、より多くの子どもたちがより良いまちづくりに向け、声をあげ、参加できるように活動していきます。
明日12月16日(日)には岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市にて、子どもまちづくりクラブ報告会を実施するため、早速子どもまちづくりクラブメンバーは準備に取りかかっています。子どもまちづくりクラブ報告会の様子も追ってお届けしますので、ぜひご覧ください♪
(報告:仙台事務所・真屋友希)