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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2012.02.18)

子どもまちづくりクラブ!Vol.5〜岩手県山田町〜 (2012.02.18)

 
 先週は宮城県石巻市の「子どもまちづくりクラブ」の様子をお届けしましたが、岩手県山田町でも「子どもまちづくりクラブ」を実施しています。
 7月から開始した山田町「子どもまちづくりクラブ」の名称は、「けっぱれ 山田 Toekomst」( “Toekomst”はオランダ語で“未来”という意味。通称「KYT」)です。
 「KYT」も「東北子どもまちづくりサミット」地域報告会を経て、夢のまちプラン”の実現に向け、1月14日から2012年の活動がスタートしました!

■KYTオリジナルキャラクター“まつしい”■

 今年前半のKYTの活動は、去年の活動で話し合った山田町の“夢のまちプラン”に基づき、2チームに分かれて活動しています。その一つが「まつしい」チームです。
 山田町の特産品であるまつたけとしいたけを合わせた、KYTメンバーが考えた山田町のオリジナルキャラクターをアピールして、まずは知名度をアップさせた後、ゆくゆくは広報大使として山田町活性化のシンボルにしたいと考えています。

 
(左)まつしい、(右)まつしいと妹のまつこ、それにまつしいチルドレン
 
『まつしいの人形を作って、その人形に山田町の紹介をしてもらったらいいんじゃない。』
『インターネットを使って(まつしいの)動画も配信したい。』
『山田中を使って“まつしいを探せ”をやりたい!』
などなど、メンバーからはいろんなアイディアが出ています。

■KYTオリジナル山田町歴史物語作成!■

 もう一つのチームは、山田町の伝統や歴史を調べて記録し、それをKYTメンバーが考えた“夢のまちプラン”という未来につなげ、山田町のオリジナル歴史物語としてまとめる、名付けて「未来・伝統」チームです。
 いろいろなアイディアを話し合った結果、メンバーが特に伝えたいという4つのテーマ、過去の津波の歴史、山田町の漁業、オランダとの交流、山田町に残る祭りや伝統芸能に決め、各自が調べたり、地域に住んでいる関係者にインタビューを行ない、まとめることにしました。


どんなアイディアを盛り込めばいいかみんなで話し合い


■みんなが使える多目的な場所に!仮設子どもセンター■

 上記2チームの活動に加え、2012年2月11日の活動では専門家として日建設計ボランティア部の方々を交えて、山田町中心部の貸しビル1階の仮設子どもセンターのリフォームデザインを決定しました。
 KYTの活動だけでなく、子どもたちや子育て世帯、お年寄りまでが集まって交流できたらいいなという思いをもつメンバー。そんなメンバーの思いをもとに、専門家が作成した模型に紙粘土や折り紙で肉付けしながら、センターの改修デザインをイメージして、形にしていきました。


センターの模型の中に、イメージする設備を入れていくメンバー


紙粘土を使って、テーブルを作成中

 KYTのメンバーが考えたデザインを基に、これから工事を始め、3月には仮設子どもセンターをオープンする予定です。「まつしい」「未来・伝統」チームの活動も、メンバーで役割分担し、地域の子どもやおとなにも意見を聞きながら、2012年5月5日こどもの日に東京にて実施予定の「第2回東北子どもまちづくりサミット」での発表に向けて、活動していきます。

次回は、岩手県陸前高田市の子どもまちづくりクラブの様子をお届けします。お楽しみに♪

(遠野事務所・山田心健)

 

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