セーブ・ザ・チルドレンは、東日本大震災復興支援として、子ども参加によるまちづくり"Speaking Out From Tohoku〜子どもの参加でより良いまちに！〜"を実施しています。その一環として、11月20日（日）世界子どもの日に合わせ、「東北子どもまちづくりサミット〜みんなが夢見るまち〜」を実施しました！

◆子どもたちが地域の復興に向けて"夢のまちプラン"を発表◆
前半は、岩手県陸前高田市、山田町、宮城県石巻市の3地域の子どもまちづくりクラブメンバー計38名が、今年6月下旬から開始した活動で練り上げてきた"夢のまちプラン"を発表。各地域の郷土芸能や市長をはじめとする行政関係者による地域・復興計画の紹介の後、「子どもまちづくりクラブ」のメンバーが復興計画やまちづくりに対する意見を、国・県・市町の行政関係者、国会議員等をはじめとする約250人の子どもと大人に発表しました。秋篠宮妃殿下もご来臨の中、最初は緊張した面持ちだった子どもたちでしたが、メンバー同士協力し、それぞれの想いをしっかりとSpeak Outしました。

復興計画に対して意見を発表する陸前高田のメンバー

 石巻のまちづくりコンセプトを発表するメンバー

◆各地域のブースを見ながら、子どもと大人が一緒に意見交換◆
後半は、「子どもまちづくりクラブ」のメンバーが作成した"夢プラン"の模型を参加者に紹介。模型やこれまでの活動の制作物を展示した各地域のブースを自由にまわりながら、参加者が各地域の"夢のまちプラン"についてメンバーと話し合いました。

 模型について発表する石巻のメンバー

 山田町の模型をみる参加者

メンバーが考えた山田町のオリジナルキャラクター"まつしい"

陸前高田の模型と一緒にメンバーで記念写真

〜参加者の声〜
・自分と同じくらいの年の人たちの意見をきいていたら、いろんな意見があったのでもっとききたいと思った。
・子どもの発表が、視覚的に訴えるものが多く具体的のため、「これだったら取り入れられそうかな」と思った。
・それぞれの地区の子ども達が自分たちの街の復興を強く願い、一生けん命考えていることが分かりました。さらに多くの子どもたちが街づくりに参加をして自分たちの地域に合った街づくりを今後も考えていくことが大切だと思いました。また、大人もそれを応援していくことが必要ですね。
・大人が気づかないようなアイディアや発見を子どもは持っている。おとなが思う以上に子どもは考えているし、表現する力を持っている。
・子供の意見(希望）の中には、その町の課題が包含されていることもあります。その町に足りないもの、あればもっと住みやすくなるもの…当然裏付けの予算がなければ実現できないのですが、町の将来を左右する要素もあるかもしれません。大人として、子どもの思いをまずは受け止めることから始めたいと思います。
・郷土芸能は地域の資産である。その郷土芸能（また山田町のボーイスカウト）を発表する場があり、それぞれの地域を知る機会がありよかった。子どもたちが非常にしっかりしていて、頼もしく、間違いなく将来地域のリーダーになると思った。子どもたち、すばらしい。無限大の可能性を秘めていると感じられる発表だった。

◆各地域で“夢のまちプラン”を発表〜第2回地域報告会を開催予定〜◆

今回の「東北子どもまちづくりサミット」にご参加くださったみなさま、ご協力くださったみなさま、どうもありがとうございました。

サミットの活動報告と合わせ、子どもまちづくりメンバーが考えた“夢のまちプラン”を各地域の方々に発表する「第2回子どもまちづくりクラブ報告会」を開催します。「子どもまちづくりクラブ」のメンバーによる発表後は、参加者の方と意見交換をし、より良いまちづくりのアイディアを子どもと大人一緒に考えたいと思います。ぜひみなさまご参加下さい！

「第2回子どもまちづくりクラブ報告会」

・岩手県山田町
日時：12月10日(土)13時30分〜15時30分
会場：山田高校2階多目的教室
申込み先：090-2636-3227（担当：山田） 申込締切：12月8日（木）

・岩手県陸前高田市
日時：12月4日(日)13時30分〜15時30分
会場：竹駒町コミュニティーセンター
申込み先：090-1999-3023（担当：足立） 申込締切：12月2日（金）

・宮城県石巻市
日時：12月11日(日) 14時00分〜16時00分
会場：石巻市中央児童館2階（石巻小学校隣り）
申込み先：090-2246-5226（担当：菅原） 申込締切：12月8日（木）