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「市長さんとの距離が近くなったように感じた」(2011.12.26)

日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2011.12.26)

子どもたちが石巻市に意見書を提出
「市長さんとの距離が近くなったように感じた」(2011.12.26)

 
「Hear Our Voice3〜復興計画に関する聞き取り調査〜」の一環として、先週から子どもまちづくりクラブのメンバーが各地域で意見書を提出しています。今回は、2011年12月19日陸前高田市  、12月21日山田町 での意見書提出に続き、12月23日石巻市での様子をお届けします。

■真剣そのもの!事前打ち合わせ■
 
「子どもまちづくりクラブ」メンバーを代表して参加したのは、小学6年生男子1名、中学3年生女子2名です。事前打ち合わせでは、「避難ルートをみんなが知れるようにしてほしい」という意見を伝えるときにはその背景にある自分の体験談を盛り込むなどの工夫をしながら、自分たちの気持ちが伝わるように、伝えることや質問することを真剣に考えました。


■思いを伝えられた意見書提出と意見交換■

市長室では、メンバーから意見発表をした後、亀山市長に意見書 を提出しました。


意見書に記載した「子どもたちが運営できる子どもセンターが欲しい。」という意見について、「子どもの目線で考えれば、子どもが何をしたいのかが分かる。」と、思いを伝えるメンバー。
市長は、「担当の大人と一緒に、子どもが運営するのは面白い。」と答え、メンバーは、他のメンバーに伝えるためにもメモをとりながら真剣に話を聞きました。

 
「津波が来た時、お兄ちゃんがどこにいるか分からず、おばあちゃんが心配して避難しなかった。避難ルートをみんなが知っていれば、すぐ避難できた。」というメンバーの発言には、どうすればみんなが避難できるか、市長と共にディスカッション。「みんなが避難ルートを知っていて、同じ所に集まるようにすればいい」「あらかじめ高齢者がいる場所などを把握しておく」などの意見が出ました。その他亀山市長への復興に対する思いなども尋ねながら、様々な意見交換をして、あっという間に30分の対談が終了しました。


亀山市長と子どもまちづくりクラブメンバー、SCJスタッフで記念撮影

■12月26日からは岩手・宮城県庁に意見書を提出!■
終了後、メンバーは「意見を伝えられてすっきりした」「市長さんとの距離が近くなったように感じた」と、笑顔でした。一方で「聞きそびれたことがある。県庁に行く時に聞きたい。」と言うメンバーもいました。そのせいか、県庁での意見書発表者を決める際には、「自分が意見書を読み上げたい!」とすぐにメンバーから手があがり、ジャンケンで発表者を決めるというシーンも。今回の意見書提出に手ごたえを感じたらしく、すでに次の県庁訪問のことを考えているようでした。

12月26日からは、子どもまちづくりクラブのメンバーが直接岩手・宮城県庁に意見書を提出しに行きます。提出時の様子は後日報告します。メンバーが緊張せずに思いや意見を届けられるよう、みなさんもぜひ応援してください!

(報告:仙台事務所/中村悠)

 

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